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2022年9月22日 (木)

老化とは悪性栄養失調、大垣市は悪政栄養失調

 

 体の組織が、新しく入れ替わるのはだいたい6~7年ほどである。体の組織によって生まれ変わる年数は異なる。その細胞毎の入れ替わる周期は下記である。

 

赤血球: 120日

骨細胞:  90日

肌細胞:  28日

胃の細胞: 5日

小腸の細胞:2日

 

 組織は死ぬことで新しい組織に生まれ変わり、成長を続ける。新しい組織の元素は、日々食べている食事が原料である。その食事が不完全だと、栄養失調となり新しく生まれる細胞が完全な成長を遂げれない。正しい食事をした組織とそうでない組織に、10年後の成長に差が出るのは宇宙根源の理で、当たり前である。日々食べる食事は、活動エネルギーだけに使われるのではなく、体を作り直すための構造材料でもある。

 

老化速度の差は、栄養の差

 人により、老化の速度が違うのは、日々取り入れる栄養状態の差である。だから私は、食事に人一倍気を使っている。特に、喰えん人を食べないようにしている。それが人生で一番悪い影響を与える。

 最近は煮ても焼いても食えぬ人が増えている。それが日本経済停滞の一因と信じている。そんな輩が日本のかじ取りをすれば、日本がおかしくなって当然である。

 

 ジャンクフードや偏食、添加物まみれの食品を採った細胞と正常な食品を摂取した細胞で、成長に差が出るのは、当たり前。その差が、老化の差である。老化とは、必要な栄養素が欠けた栄養失調状態なのだ。

 例えば、タバコを吸えば、その栄養素を破壊して、現状の組織を破壊して、がんの発生要因を作り、正常な成長が阻害される。それも栄養失調と同じである。

 つまりジャンクフードばかり食べていれば、下級の食材で出来た体ができあがる。そんな体が長生きするわけがない。老化速度は早いだろう。酒ばかり飲めば、酔っぱらった細胞が成長する。長生きできるわけがない。酒は少量でも発がん物質である。

 子供が生まれる前、手の指はくっついているが、指と指の間に組織が死ぬことで、指が形成される。生物にとって死は、再生への正常な道なのだ。古い組織が死んで、新しい組織が生れ、我々は大人に成長する。

 

大垣という組織の老化

 その有様は、この世の組織、会社の組織、政治の体制と同じである。組織も新陳代謝をして、成長を続ける。それなのに、傲慢なリーダがいつまでも居座って君臨するから、組織が成長しない。無為無策の市長が20年間も居座って、大垣市は没落した。なぜ任期4年と法律で定められているか、それには生物学的に合理的に定められているからだ。無意味に4年と任期があるわけではない。権力者が長期にその座に居座ると、必ず癒着、汚職が発生する。それは歴史を見れば当たり前のこと。長期政権で腐敗をしなかった例はない。

 その結果として大垣市の公示地価は、20年間連続で下がり、20年前の半値以下に暴落した。市場の評価は神の如し(松下幸之助翁)、である。政治は結果が全てである。大垣駅前商店街の60%がシャッターを下した。今僅かに20%の店だけが開いている廃墟同然に落ちぶれた。

 

 どんな指導者でも、老いていき、判断が狂ってくる。50歳の壮年がいつまでも同じ判断能力を維持できるわけがない。自然界の生物は、必ず老いて、死んでいく。だから老化、衰退した組織なら、その細胞の総入れ替えをしないと再生しない。大垣市の政界は、総入れ替えをしないと再生しないだろう。

 

 この狂乱物価とコロナ禍のさなか、母子家庭や、雇止めされた労働者が増え、市民の生活が苦しくなっているのに、自分達の利権のため、ゴミ袋有料化という増税を進める石田仁大垣市長、ゴミ袋有料化推進委委員長の近沢正議員、それに反対しない市議会議員達は、大垣の成長を阻害する毒素である。今、大垣市は、悪政の栄養失調状態だ。

 

自分という有限会社の変化

 自分という組織も、今まで培った考え方、思想、志は、歳と共に変化しないと化石人間に落ちぶれてしまう。若い頃の考え方、思想は、成熟すれば変化成長して当然である。

 「男子、三日会わざれば刮目して見よ」とは、『三国志演義』が出典で、呉の武将呂蒙の故事から出ている。人間は学べば、必ず成長する。やらなければ停滞し、死があるのみだ。だからこそ、日々の勉学を怠るな、である。

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 馬場恵峰書 陶板に揮毫

 

2022-09-21  久志能幾研究所通信 2497  小田泰仙

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