日本のがんを激増させた犯人は、毒物を認可した官僚
日本人の2人に一人ががんになり、3人に一人ががんで死ぬ。その厳しい現実を日本のマスコミは敢えて報道を避けているようだ。その原因を多くの人が本やネット上で論争している。まるで百家千論の趣である。
原因を見つけるには、なぜ何故を5回繰り返して、真因を見つけ、元を断たなきゃダメなのよ。
それで総合的に考えて出した私の結論は、「がんは生活習慣病の結末である。それを加速させているのが、日本に突出して多い添加物等の薬物である。その真因を作った犯人は、その添加物を認可している役人・官僚」である。
それを踏まえ、私のがん罹患体験も踏まえ、私がそれに至った経緯を述べる。
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総括
日本だけがガンが激増し、欧米ではガンが減っている。その激増する要因を洗い出し、それの寄与率を総合的に考察する。
その結果、添加物、防腐剤、農薬の過剰摂取が癌の要因と推定した。
これは算数の問題である。癌になると推定される要因を加減乗除すれば答えは出る。
日本人のガンが激増した原因
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事実1 加工肉の犯人説 ×(日本人の摂取量は少ない)
事実2 日本人の食事が欧米化説 ×(欧米はガンが増えていない)
事実3 マスコミ犯人説 △ (CMの影響はある)
事実4 添加物、防腐剤、農薬説 〇 (日本は欧米の10倍の量)
事実5 添加物入りの宣伝過剰 〇 (日本は宣伝が野放し)
事実6 夕張市現象説 ×
事実7 検査原因説? ×(多少の影響はある)
事実8 「対処療法」犯人説 〇(医師は真因を探さず対処)
事実9 「ストレス」犯人説 ×(欧米も条件は同じ)
事実10 「自動車」犯人説 △(運動不足は事実)
+ )
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結論:添加物、防腐剤、農薬の長年の過剰摂取が癌の要因と推定(推定有罪)
日本人は欧米人の10倍の添加物、防腐剤、農薬を知らず知らずのうちに食べさせられている。
船瀬俊介著『あぶない抗がん剤』(共栄書房 2018年)より引用
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事実1 加工肉の犯人説
国際がん協会の発表では、がんの原因と認定されている食品は、加工肉しかない。それでもその発生が10~20%程増えるだけで、国民の50%ががんになるとは結論づけてない。それも毎日、大量に加工肉を食べた場合である。
しかも日本人の一日の肉摂取量は平均63g(そのうち13gが加工肉)である。欧米人の肉摂取量は500gと桁違いである。それでも、欧米人にがんが日本ほど増えているわけではない。ドイツ等の寒い欧州の国では、ソーセージ等は越年のための保存食である。それを何百年も続けていたはずだ。それが発がん物質なら、欧州ではがんが増えるはずだが、現実はそうではない。なぜ?
酒と煙草はがんの原因であることは、確定の事実であることとは別である。
事実2 「日本人の食事が欧米化」の犯人説
戦後のこの70年間で日本人の食事が激変した。内容が欧米化したのは事実で、がんの発生状況も欧米に似てはきたが、それでも欧米が2人に一人ががんになっているわけではない。なぜ?
私が小学校の頃の50年前は、回りにがんも認知症も、アトピーもいなかった。稀有な病気として存在しただけだ。なぜこんなに増えた?
日本では癌が死因の第一位、世界と違う。日本だけ異常
【日本人の死因(2019年)】
1位 悪性新生物(腫瘍) 27.3%
2位 心疾患(高血圧性を除く) 15.0%
3位 老衰 8.8%
4位 脳血管疾患 7.7%
5位 肺炎 6.9%
6位 誤嚥性肺炎 2.9%
7位 不慮の事故 2.9%
8位 腎不全 1.9%
9位 血管性及び詳細不明の認知症 1.5%
10位 アルツハイマー病 1.5%
【世界の死因(2019年)】
1位 虚血性心疾患
2位 脳卒中
3位 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
4位 下気道感染症
5位 新生児固有の状態
6位 気管・気管支・肺癌
7位 アルツハイマー病を含む認知症
8位 下痢性疾患
9位 糖尿病
10位 腎臓病
WHO(世界保健機関)のレポート
事実3 マスコミ犯人説
がんで年間約37万人が死ぬ。新型コロナウイルスでこの2年間で約2万人がなくなった。年間約1万人の死亡者である。マスコミは新型コロナウイルス感染者を大々的に報道するが、がんの死亡には殆ど報道しない。真犯人を擁護している? なぜ?
事実4 添加物、防腐剤、農薬説
欧米では政府が認可した添加物の種類数は英国が20種、フランスが30種である。アメリカでも100種である。他の欧米諸国も同じようなものだ。ところが日本は350種も認可されている。それがガンの発生に臭いと思うが、政府はその添加物の表示を簡略化させたり、隠蔽したりする行動ばかりである。
タバコ、酒類も毒物、薬物の一種である。日本はその規制が欧米に対して緩すぎる。乳がんは夫のタバコの副煙流が一番の原因だ。タバコを直接吸う本人は、煙をフィルターを通して吸うが、副煙流は、低温で回りを漂い周りの人(妻)を襲う。その毒性は、夫が吸う煙より何倍も強い。
高度経済成長期と添加物の増加、加工食品の増加、輸入食品(農薬・防腐剤を大量に含む)の増加と時期は重なるようだ。私は添加物の摂取の増加ががんの増加と確信している。欧米人の10倍も毒を食べさせられれば、欧米人より多くの人ががんにのなるだろう。それこそ宇宙根源の理に合っている。
日本の官僚は、食料は外国(主に中国)から安い食品を輸入して、工業製品で稼げばよいと日本の食料政策を農業放棄、工業重視の政策に舵を切った。海外から食料を輸入すれば、船で輸送する間の長期間の保存に耐える防腐剤が多量に必要だ。また相手国でどんな農薬が使われているかは、関与できない。
食料は戦略物資である。戦争になって、相手国が輸出を止めれば、日本は負ける。日本の食料自給率は40%以下である。戦争になれば、日本が飢餓に落ちいる。戦う前に敗北である。金があっても敵国が食料を輸出するはずがない。今のウクライナ・ロシア戦争を見れば、食料が武器であることは一目瞭然だ。
妊婦がたった1種類の睡眠薬を服用しただけで、サリドマイド薬害事件(1957-1962年)が発生した。ドイツ、日本を始め先進国で多くの奇形児が生まれた。薬物の人体への影響は大きい。
だから官僚が350種もの添加物、防腐剤、農薬を安全性を十分に確認もせず安易に認可して、50年間に亘って、日本人が多くの食材からまんべんなく摂取すれば、その50年後にがんが激増しても不思議ではない。添加物等の弊害が明らかになるのは数十年後なのだ。サッカリンでも後年に発がん性が認められて、使用禁止となった。
なぜガンの原因と疑われる添加物の表示を曖昧にする法案を作り、マスコミや政府はそれを隠蔽するのか? なぜ?
それは汚役人の利権確保と天下り先確保のためと推定した。
世界の化学合成添加物認可数
日本 … 約350品目
アメリカ…約130品目
ドイツ …約 60品目
フランス…約 30品目
イギリス…約 20品目
https://www.toyota-kenkou-seikatsu-center.co.jp/6269/
世界の化学合成
事実5 添加物、防腐剤、農薬の入った食品の宣伝嵐説
テレビやYouTuveを見ていると、食品のCMの嵐である。その食品には、添加物、防腐剤、農薬がてんこ盛りである。コンビニで売られているおにぎり一個に30種もの添加物が入っているのが現実の日本の姿である。
マスコミは、食品メーカの宣伝が収益源だし、その宣伝元は大スポンサーなので、批判は絶対にしない。そんなことをすればテレビ局の屋台骨が揺らぐ。健康に悪いと分かっていて何故? マスコミは拝金業者に成り下がったから?
スィーツはペンよりも強し。甘いものには毒がある。
事実6 夕張市現象説
夕張市が財政破綻して、市内にあった総合病院が閉鎖になった。その結果、市民の死亡率が下がった。なぜ? 病院に行くから、病気になって死ぬ?
この2年間、新型コロナウイルス禍が世界中を席巻し、病院に行けない病院難民が増えた。それでガンになる人も減っている。なぜ?
事実7 検査原因説?
日本では、がんになると「日本がん治療標準コース」のベルトコンベアに、強制的に乗せられる。拒否をすると、「命の保証はしない」と担当医から脅迫される。抗がん剤治療を受けさせられ、定期的な検査(レントゲン、胃カメラ、CTやMRI)で造影剤の薬物が大量に投与される。私は先日、その検査の薬物で2日ほどダウンした。それで薬物での犯人説を確信した。
その時の検査の放射線で、5%ほどの人ががんになるとも言われる。それでも5%である。主原因ではないだろう。
事実8 「対処療法」犯人説
がんになっても、その治療は対処療法ばかりである。がんを切って完治すれば、その後は「今まで通りの生活で良い」とそのがんになった真因までを医師は指導しない。その理由は儲からないから。今まで通りの生活の中にがんになった真因がある。それには、医療業界全体で、「黙っていようね」と口裏を合わせているとしか思えない。なぜ? 黙っていれば、医療業界が安泰だから?
なにせ日本の医療費総額は43兆円で、巨大な市場規模である。日本の国家予算が100兆円で、税収は60兆円だ。そのなかで医療費が43兆円なのだ。
日本人の3分の一がガンで死亡するなら、その医療費規模は年間15兆円にもなる。医療業界にとって美味しくないわけがない。
♪止められない、止まらない? カッパ海老がん♪
私の父も対処療法が原因で、85歳で胃がんの手術を受けさせられて、86歳で死亡した。手術をしなければ4,5年は生きていただろう。当時、医師からの手術の勧めを認めてしまったことを、今は後悔である。
事実9 「ストレス」犯人説
グローバル経済主義が蔓延し、一般サラリーマンは成果主義に追われ、ストレスが増えたと言われる。しかしそれは日本だけではなく、全世界同じ条件である。なぜ、それで日本だけがんが突起して増えた?
事実10 「自動車」犯人説
車の生産台数と、がんになる人とは相関関係がある。日本の高度経済成長期に合わせて伸びてきた。つまり移動に車を使うことで、運動量が減って、がんの発生要因が増えた。これも生活習慣病を加速させた原因である。しかしそれでも世界のがん発生状況と日本のがん発生状況は一致しない。なぜ?
2022-05-16 久志能幾研究所通信 2385号 小田泰仙
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