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2022年4月15日 (金)

大垣市役所の案内ロボットは上から視線・平成猿芝居、無能で左遷、不貞腐れ、IT音痴

 

北口(裏口)に左遷

 2020年1月、大垣市新市庁舎が完成してから、私はこの16ヶ月間で、所用で80回ほど新市庁舎に出向いた。しかし、正面玄関に鎮座する案内ロボットが動いている場面を一度も見たことがない。

 私が2022年4月14日、新市庁舎に出向いたら、いつも南口の正面玄関に鎮座する案内ロボット君がいなかった。この案内ロボットは、いつも動かず鎮座だけだ。それで「どうしたのか」とその横の受付嬢に聞くと、「北口の玄関に異動(左遷)されたという。北口は南の正門口の10分の1くらいしか来訪者が通らない。つまり北口は裏門で、閑職に異動である。

 私がその時、受付嬢に「あの案内ロボットは動いているの?」と聞いたら、「昨日、一度だけ動きましたよ」と自慢した。嘲るような語調に聞こえたのは、私の気のせいかしら。後は推してしるべしである。

 この案内ロボットは前市長の自己宣伝だけの為に導入されたITオモチャである。この時は、前市長は6選出馬を画策していた。それを阻止できてほっとしている。

 

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   岐阜新聞  2019年4月26日   岐阜新聞のヨイショ記事

 恥ずかくて読む気もならない。岐阜新聞は御用新聞だ。

 これは読者(大垣市民)への「洗脳報道」である。「お殿様は偉いのだ」と大本営発表と同じである。そうやって市民を騙して大垣市を没落させた。

 岐阜新聞は「創造」の意味を知らないようだ。創造とは血の滲む取り組みで初めて達成されるのだ。「創」とは傷のことだ。「傷」に「刂(刀を研いでいる象形文字)」と書いて「創」である。肌に刀で傷を付ければ血が噴き出る。それに焼酎を吹き付け、なにくそと奮起するから、その傷口から新しい細胞が生まれて来る。それが創造だ。IT化を業者丸投げなどでは、創造と言わない。

 写真のように太鼓持ちを引き連れ、ふんぞり返る市長の姿滑稽で大垣の恥である。

  その後ろでヨイショする石川市議会議長は、見ていて恥ずかしい

 完全なヤラセ芝居である。平成末期の猿芝居である。

 大垣市は電子市役所を錦の御旗に掲げ、どんどん人を増やしている。その結果が経費増大、挙句にである。

 電子市役所と言いながら、ハンコを忘れると身分証明書があっても門前払いである。私は門前払いされた。2022年現在でも変わらない!

 

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何時もこの場所に鎮座するだけの案内ロボット 大垣市庁舎南玄関

  ‎2022‎年‎2‎月‎14‎日、‏‎14:49:

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 案内ロボットが左遷された後 大垣市庁舎南玄関  2022年4月14日

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    案内ロボットが異動 大垣市庁舎 北口  2022年4月15日、11:18

   早飯中 なぜ何時もの12時から13時の充電時間でないのか

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 通常は12時から13時が充電時間  ‎2022‎年‎2‎月‎9‎日、‏‎12:15:44

 

左遷で不貞腐れ、お笑い

 翌日、2022年4月15日午前11時18分、私が新市庁舎に行ったら、案内ロボット君は早飯中(充電中)で、仕事の放棄中であった。

 いつもなら12時から13時までが充電時間だが、北口に左遷されたら、今日は11時過ぎからの早弁である。ロボットだって、左遷されれば、不貞腐れサボるようになるようだ。だってその充電のお世話をするのは市の職員なのだ。全ての現象は人の心の現れである。市役所の案内ロボット担当者は現金なものだ(笑)。

 本来、お昼の休み時間中に一番案内すべき来訪者が多いはずだが、その時、充電中にして動かさないとは、恐れ入る。それが大垣市の役人の根性を象徴している。大垣役人の恥さらしである。それを自慢していたのは前市長である。

  

無能

 今時のロボット掃除機は自走式で、自分で充電場所に移動して充電する。それがこのド高い案内ロボットは、人の手で、わざわざ一番忙しい時期に充電休憩である。何かおかしくないか。なにが創造だ! 要は無能なロボットなのだ。

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こうやって市職員が充電の段取りをする。自動ではない。

2021‎年‎9‎月‎27‎日、‏‎11:56  この日も、早飯です

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 上から視線

 たかが小さな大垣市庁舎内だ。誰かに手を引かれてしか辿り付けない場所があるのか。市庁舎内には、案内表示も案内嬢も各場所に職員もいる。その案内に3歳児の知能の案内ロボットを使おうと考えるのは、自分の超有名大学出の学歴を鼻にかけ、「市民はバカ」と決めつけ愚弄している行動である。それは上から視線の大垣市長のいつもの思考からの発想だ。

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前市長の不純な動機

 この案内ロボットは、前市長が新市庁舎のIT化の目玉として大宣伝していた代物である。ご丁寧に岐阜新聞も大々的に報道をしていた。案内ロボットは大垣市の業務の効率化の目玉であったはずだが、それで効率が上がった形跡はない。省人化として人が減った形跡もない。単に前市長が「やっています」とのポーズを示すだけの悪癖でしかなかった。

 前市長は数多くの政策で、効果ばかり前面に出し、そのために必要な費用は絶対に口にしなかった前科がある。それも一過性の政策ばかりである。要は選挙対策用の点数稼ぎであった。

 現実に、大垣市役所の省人化と言いながら、大垣市の職員数は1202人(2019年)から1240人(2020年)と増えているのだ。

 今年度の新予算でも総務費が59億9158千万円(2021年)から63億6478千万円(2022年)に6.2%も増えている。コロナ禍で市役所職員にも在宅勤務者が増え、仕事量の減少で、本来、総務予算が減るはずが、激増である。何が省人化、経費の削減なのだ!

 それでいて、ゴミ袋有料化を名目に、3億4千万円も増税である。市民には年間5千円の負担増である。役人たちの無駄遣いを市民に尻ぬぐいさせている。絶対に石田市長の再選をさせてはならないと決意した。

 

案内ロボット君の失業

 だって案内ロボットの知能指数は幼児の3歳程度である。誰がわざわざトロトロとしか動かないロボットに案内を乞うのか。それより庁内案内地図を見るか、美人の受付嬢に聞けばよい。大垣市の美人の受付嬢は愛想がよく親切なのだ。それを不愛想でのろまな案内ロボットに案内をしてもらうバカはいない。市民は賢いのだ。忙しのだ。

 それで儲かっているのは、利権がらみで市役所に取りついたIT業者たちである。保守費を名目に、毎年金が飛んでいく。その分、無駄遣いが増え、大垣市の市民の財産が減っている。

 

世の中の動向

 世の中で有名なソフトバンクのペッパー君も働きが悪く再雇用されず、その8割がお払い箱になっている。

 

 ソフトバンクグループ子会社のソフトバンクロボティクスは、2015年10月から契約期間が3年の法人向けモデル「Pepper for Biz」を開始。つまりPepperを契約した法人は今年10月から契約更改となる。ところが、「日経xTECH」の調査で、レンタル契約の更改を予定する企業が15%にとどまることが明らかになった。Pepperの導入を表明している44社を対象にアンケートを実施し、27社から回答を得たが、「更新予定」と答えた企業は27社中4社(15%)のみ。

「週刊朝日2018/10/25 07:00」号

https://dot.asahi.com/wa/2018102400011.html

 

大垣市長は、世間のIT動向を無視

 以上の情報は2018年には有ったのに、2020年1月竣工の大垣市新市庁舎に無能な案内ロボットを大威張りで導入するとは、前市長は狂っていた。先を見る目がなかった。それどころか、現在の実態を見る能力さえなかったのだ。自分の都合の悪いことには目をつぶるのだ。

 狡猾なIT業界に赤子の手がひねられるように、大垣市は金を巻き上げられたのだ。一度、IT業者と契約すれば、その契約額の1割が毎年、保全費、保守費として貢がねばならむ。そして5,6年経てば、全部を更新せねばならぬ。ITは金食い虫である。IT業界にとってド素人の市役所役人を手玉に取るなど、簡単なことだ。

 だから大垣市は前市長の在任中(罪人?)の20年をかけて没落した。公示地価が20年間で半分以下に暴落した。大垣駅前商店街のお店の60%がシャッターを下ろし、20年前の20%の店舗数だけになった。宇宙根源の理に合った動きである。因果応報でそういう政治を前市長はしたのだ。それを現石田仁市長は継承するという。狂気である。

反省

 それを阻止できなかった大垣市民は反省すべきだ。その失敗を二度としてはならない。市民が声を上げないと、行政に舐められて、また同じ道に引きずり込まれてしまう。声を上げないと増税と所有財産の目減りである。クワバラくわばらである。

2022-04-15  久志能幾研究所通信 2362号  小田泰仙

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