オダ仏教の慈愛投資
1 相手に頼みごとをしない
自分で課題解決に取り組まないと、問題解決力が付かない。
それを裏技で、ショートカットするから問題が更にこじれる。
人に頼るとは、自分を堕落させる。
使わない器官(問題解決能力)は退化する。
またそれは他人の時間を奪う事。人に迷惑をかけてはならない。
逆に頼まれたら断ること。それが慈愛である。
2 相手の時間を無駄にしない(迷惑をかけない)
時間は命。相手の時間を無駄にするとは相手の命を奪うこと
命とは、この世で使える時間の総量である。
明日の命は分からない。新型コロナに罹れば、明日の命は分からない。
私もガンになり余命宣告されていたので、命の大事さが身に染みる。
事例
今日(2022年3月1日、家電量販店で相談しようと出かけた。馴染みに店員が、中年おじさんに30分以上もかかりきりで相談できなかった。後で聞くと、43インチTVの買い替えなのに、その決断ができずグズグズしている。彼は妻の了解をもらうため10分以上も電話をかけていたという。店員はその間、他の客の相手が出来なかった。その結果、彼の営業成績が下がってしまうのだ。たかが10万円のテレビの選択で決断をできず30分以上も店員を拘束するとは、相手に迷惑をかけること。自分の人生時間も無駄にしている。
3 相手の立場を理解する
金銭的な損得より、自尊心を傷つけられた恨みは大きい。無視された恨みは深い。愛の反対は憎悪でなく、無視なのだ。人の恨みを買うとは、未来の時限爆弾を抱える事
4 喰う餌を与えるより、捕り方を教える
飢えた相手に魚を与えるよりも、魚の取り方を教える。
魚を与えると、永遠に魚を与え続けなければならない。
5 毒を食わせない
来客したお客さんに、毒を食わせてはならない。甘いもの(糖分)は毒なのだ。和菓子ならともかく、ショートケーキや脂分の多い洋菓子は毒である。
コーヒーフレッシュも毒である。砂糖も毒である。出すならブラックコーヒである。
毒を喰わせるとは、時限爆弾を相手の体に仕込む事。
6 怠けない
怠けないとは、学んで自分に投資をすることだ。人生で最大の投資先は、自分である。人生は投資した分が利子を付けて返ってくる。
自分が怠けている間も、敵の「時間」は容赦なく先に行ってしまう。失ったお金なら稼げば取り戻せるが、失った時間は、命の喪失である。二度と取り戻せない。人間としての勤めは、死ぬまでに、最大限に魂を向上させ、佛の境地に近づける精進である。人間は犬畜生とは違うのだ。学ばない人間は、犬畜生に落ちる。日々精進、それが己への慈愛である。
馬場恵峰書
2022-03-01 久志能幾研究所通信 2319号 小田泰仙
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