検討 防災非常用の携帯電源の選定
都市が巨大地震に襲われると、約6日間も停電になると想定される。だから電気に関して、非常用携帯電源があると良い。それで非常用携帯電源の選定を検討した。候補として充電式モバイルバッテリー、ガソリンエンジン式携帯電源、カセットガス缶式携帯電源が見つかった。
結論は、カセットガス缶式携帯電源が非常時用によい。
南海トラフ巨大地震の想定時期までに、10年程の余裕があるので、近年中に購入予定とした。昨日、非常用で石油ストーブを手配したばかりだから、予算制約上で来年度の購入とせざるを得ない。😿
阪神淡路大震災並みの地震が大垣で起きた場合、電気は6日後、水道は11日後、ガスは84日後、下水は93日後しか復旧されないと予想されます。
(阪神淡路大震災時の実情。兵庫県『阪神淡路大震災 復旧・復興の状況について』(令和3年1月)より)。
南海トラフ巨大地震の発生時期は2035年±5年と推定される。
比較検討
充電式 ガソリン式 ガス缶式
補給 家庭電源 ガソリン ガス缶
入手容易さ 〇 △ 〇
非常時対応 × △ 〇
停電でガソリンスタンドが動くか?
電源容量 △ 〇 〇
持続性 × 〇 〇
騒音 〇 × ×
保管性 △ × 〇
放電で難 劣化で長期保管不可
価格 〇 〇 〇
(概算) 5万円 10万円 8万円
準備 △ △ 〇
問題点 非常時の充電が難
ガソリンの保管が難
総合評価 △ △ 〇
総括として、ガスボンベ式がよい。
安定性はガソリンエンジン式も良いが、最近のテロ事件の関係で、ガソリンの入手に煩雑さがある。ガソリンの時間的劣化があり、長期保管が出来ない為、半年ごとに更新が必要で、維持管理が煩雑である。
ガス缶式は入手方法と保管方法が容易である。ガス缶を交換すれば、ガソリンエンジン式と同じく、長く使える。非常時用のカセット缶式ガスコンロのガス缶と共用できるので、維持管理が容易である。
本来、充電式電源が一番簡易的に容易で良いが、容量の制限があり、バッテリーの自然放電を考えると、定期的に充電をしなくてはならない。災害はいつ起こるか分からないので、災害が起きてから充電しても遅い。その時は、避難場所での充電用100ボルト電源の奪い合いになるだろう。電気が欲しいのに、その電気で充電では、災害用に難がある。それはアウトドア用のレジャー用である。
2022-01-10 久志能幾研究所通信 2268号 小田泰仙
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