« 日経新聞、偏向報道の例(続報) | メイン | 大垣プレミア商品券、未必の殺人事件、詐欺 »

2021年10月 1日 (金)

秩序ある「散らかし」を許容しよう

                                                       

 家の中が断捨離で整然と整理されていると、創造性が無くなると本に書いてあり、我が意を得たりと嬉しくなった。恥ずかしながら、私の家の中は雑然としている。

 フランシス・ベーコン、アインシュタイン、アップルのジョブズ、鈴木健司アナウンサーの机の上は雑然としていた。特に一世代を風靡したNHKの鈴木健司アナウンサーの机の上は、書類が山積みで「危険、触ると崩れます」との注意書きまであった。その環境で、彼らは多くの創造的な仕事をして歴史に名を残した。それは混乱の中から生まれた。だから、凡人の我々も正々堂々と秩序ある「散らかし」を実行しよう。

 

 整然と整理された事務所は、ルーチンワークの事務処理をするには、適している。だからトヨタでは、5S(整理整頓清潔清掃)を徹底して生産性を上げ、成功した。それは工業品の生産体制である。金儲けの為なら、機械の如く必死に頑張ろう。

 しかし創造的な仕事は、そうではないようだ。ミネソタ大学の心理学者キャサリーン・ヴォース氏による実験では、散らかったオフィスの方が、創造的な仕事では、成果が大きかったという。

 芸術の世界ならもっと、自由に振舞うのも許されよう(私はそう勝手に言い訳をしている)。

 

2021-10-01  久志能幾研究所通信 2166   小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

コメント

コメントを投稿