« 人喰い人種の饗宴 = 面会とは命(時間)を喰う饗宴 | メイン | テレビに洗脳されると認知症へ »

2021年4月 3日 (土)

ゆでガエル洗脳病をぶっ飛ばせ(9/11) テレビ

「テレビ、マスコミ洗脳病」をぶっ飛ばせ

 

事例1

 ある家に家の契約書の関係で訪問した。居間で打ち合わせ中、ずっとテレビがかかっていて、鬱陶しかった。少し苦情を言うと、彼の妻が亡くなってから、テレビをつけていないと寂しくて仕方がないという。これはテレビに洗脳されたのだ。

 見るとはなしにテレビを見ていると、飲食物のCM、グルメ番組ばかりが目に飛び込んでくる。思考力が失せ、行動力も失せ、飽食の習慣に洗脳されて、病気に一直線である。ワイドショーでは、痴呆的扇情的なコメンテーターがまくしたて、洗脳されてしまう。コロナ騒動でも、日本と欧米に差を区別できなくなり、ワイドショーに煽られて、新型コロナの恐怖に陥ってしまう。立派な洗脳である。それはオウム真理教の恐ろしさと変わらない。

 

事例2

 ある老夫婦の家庭に、乞われてパソコン操作を教えに行った。その居間で、その人の老婦人が見るとはなしにワイドショーを見ていた。私は乞われて教えに行っているのに、同じ部屋でそのテレビの音がうるさくて不快であった。相手の家がそんな対応なので、パソコン操作を教えて、早々に退散した。

 インテリなのに、客が来ていてもそんな対応しかできなくなっていた。両老人は、人間性が劣化していた。テレビに洗脳されて、常識と人間性を失ったのだ。

 

日本中でテレビ洗脳中

 2013年10月11日、馬場恵峰宅を訪問して、帰りの飛行機を待っている時のこと。誰一人いない長崎空港の出発ロビーで、大型テレビがワイドショーを放映していた。なにか現代社会の象徴のような風景である。そうまでして日本人をバカする洗脳をしたいのかと。相手は金儲けで必死である。

 その昔、シガニー・ウィーパ主演の映画「エイリアン」を思い出した。エイリアンが、人間を捕まえて毒で動けないようして繭の中に閉じ込め、その人間の体内に我が子を生みつけ、我が子の餌として人間を生かしておく情景である。

 

誰が儲けているか

 テレビは現代人の生血を吸って繁栄している。人を洗脳して、頭の中に住み付き、テレビを見ないでは過ごせなくさせる。そして二度と戻ってこない大事な時間がテレビに吸い取られていく。食べてはいけない食料品のCMに洗脳されていく。正にエイリアンに頭が占領されている。あとは痴呆化の進展があるばかり。それで誰が儲けているか、考えるべきだ。

 なんで、「みのもんた」ごとき愚劣な司会者が、数億円の年収を得るのか、それを許容する視聴者にも責任がある。

 テレビのワイデショーで「○○が健康に良い」と特集を洗脳放映すると、売れすぎて途端にスーパーの売り場から○○が消滅する。1973年のオイルショック時のトイレットペーパ騒動を思い出される。余りに刹那的な流行を作る出す現代のテレビである。日々日本の知性が劣化していく。テレビが過剰に扇動し、人を洗脳し、付加価値の生まない時間を増大させている。時間と知性と健康を貪り尽くすエイリアンというテレビ洗脳マシンの繁殖である。

1

長崎空港 出発ロビー  2013年10月11日11:19

誰もいないロビーでテレビと言うエイリアンが吼えていた

 通っている眼科医院でも、診察の順番取りために朝一番に行くと、誰もいない待合室で朝のモーニング番組が付けっ放しである。愚劣な番組ばかりを見ては、眼も更に悪くなるにと思う。人が来て、美味くもない食品のCMをさも美味そうに繰り返し流せば、見せる洗脳教育でその製品は売れる。そして段々日本人が劣化していく。愚劣な事件が起きるのも故あること。グルメ番組の視聴率を見て、テレビ局はますます下劣な番組を流す。悪魔のサイクルである。

 

2021-04-01  久志能幾研究所通信 1971 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

コメント

コメントを投稿