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2021年3月13日 (土)

馬場恵峰師の慰霊旅、浄土ヶ浜へ

生きた仕事とは、社会の為の価値創造

 

 この1月1日に逝去された馬場恵峰師の遺徳を偲び、10年前の東日本大震災での馬場恵峰師がされた支援の記録を公開する。

 

 命に値段があるのは、そこから付加価値を生むからである。それができなくなったら、死と同じである。体と頭の健康管理をして、生涯現役を目指すため生涯自己挑戦を続けたい。

 馬場恵峰師は、2012年当時、85歳で現役である。80歳の奥様も書家として現役である。恵峰先生は書家としての活動以外に、東奔西走で講演会、指導、震災地慰霊訪問、中国での写経指導の引率と大忙しで、認知症になる暇がない。こういう人生でありたいと私もお手本にさせていただいている。

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箕面 加古川山荘にて(2011年4月16日 撮影)

 

同席のご縁

 齋藤社長が長崎の先生宅を訪問したとき、私もたまたま同席をした。私は先生の松尾芭蕉300年御忌で書かれた『奥の細道全集』を撮影するため訪問していた。齋藤社長とは机を並べて馬場先生の書を習う仲間である。齋藤社長とは長崎空港で別れたが、かなりお疲れのようであった。

 こういう無償の奉仕こそ生きた仕事である。考えるまもなく津波に押し流された方の無念が偲ばれる。明日はわが身と思い、時間(命)の有限性を再認識した。

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 恵峰先生の図書館にて(2011年4月2日)

 左端が齋藤社長、右端が恵峰先生、中央は福田琢磨社長

 手前が「奥の細道全集」

 

慰霊の旅、東北へ

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 第3回目東北地方講演会訪問 岩手県知事室にて   2012年10月2日

 東日本大震災時の浄土ケ浜の海水で揮毫した「鎮魂の書」を各町に贈呈するためと復興記念講演会をするため東北を訪問した。その折、知事を表敬訪問。   

  左から齋藤社長、奥様、馬場恵峰先生、達増拓也岩手県知事

  吉田県議、福田社長、齋藤社長のご子息

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 岩手県知事に名入り和歌を贈呈

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 大槌町の佐々木副町長に贈呈 2012年10月1日

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 宮古市の山本正徳市長に贈呈 2012年10月1日

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 山田町の佐藤副町長に贈呈  2012年10月1日

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 大船渡市の角田副市長に贈呈 2012年10月3日

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 上図は、東日本大震災への復興支援活動の日程表

 高齢の先生にはハードスケジュールである。さすがに疲れたと仰っていた。道路網の交通が寸断されており、全て車の移動で、4時間5時間の車の移動が多かったという。

浄土ヶ浜へ

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 岩手県 浄土ヶ浜   岩手での写真は福田琢磨氏の撮影

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 上の書は、2011年4月2日、長崎の先生宅を初めて訪問した時にお土産として頂いた。

 

2021-03-13久志能幾研究所通信 1948 小田泰仙

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