« 調和=弱肉強食(コロナの考察)  磨墨知452 | メイン | 幸福度を上げよう  辛型コロナ対策 (磨墨知453) »

2021年1月27日 (水)

弘法大師とのご縁 写経ツアー

 

 馬場恵峰師は、2014年6月26日に空海大師が修行をした西安(長安)の清龍寺で写経納経をする写経ツアーを実行された。私もこの写経ツアーに誘われたが、目の手術の関係で断念した。

 弘法大師が修行をされた長安の清龍寺で、馬場恵峰先生と一緒に写経納経をされたのは素晴らしいご縁である。弘法大師のご縁は、その深遠なる教えを具現化した高野山中門につながる。私は松本明慶大仏師作の四天王像と対面できたのはよきご縁であった。

 日本に現存する曼荼羅は、空海大師が清龍寺で修行をして、中国から日本に持ち帰った元禄本がオリジナルとなっている。

 

清龍寺で写経会

 この写経ツアーでは20名の参加者が、2時間音一つ立てず無言で写経に集中した。それは見事な姿であったと同行された馬場三根子先生は回想する。

 その間に恵峰先生は2枚の写経をされた。さすが凡人とは書く速度が格段に違う。恵峰先生は別に15枚の写経・軸を持参され納経された。両親や親戚、知人のために書かれた写経であるという。

 馬場恵峰師は、「写経が一番のご先祖供養になる」と言われる。恵峰先生は軸に書かれた般若心経を清龍寺に奉納された。先生でも般若心経を書くのには2時間を要する。それも表装された軸に直接書かれる。佛技である。

3

1

2  西安 青龍寺 金剛堂(写経をした場所)

1_2

 写経を奉納する恵峰先生と受け取る管主寛旭和尚

 寛旭和尚は将来の中国仏教界のトップに立つ方である。

2_2

3_2

Photo  西安

1_3

左端 恵峰先生、齋藤明彦氏  西安(長安)にて   撮影:福田琢磨氏

 

2021-01-27 久志能幾研究所通信 1902  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

コメント

コメントを投稿