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2020年11月27日 (金)

定年後の予定を計画しよう  磨墨知45a

 

 サラリーマン稼業や人間稼業をしていると、必ず定年、老い、病気、死が来る。そのために、早い時期から準備しよう。何事も早すぎることはない。入社したら、すぐ準備をしよう。入社したら、必ず40年後に定年退職の日はやってくる。40年などあっという間だ。これは経験した者でないと実感が湧かない。私は新入社員教育の「修身」でそれを説いた。

 

定年後

 で、定年後、何をやるの?

 定年後、一日、朝起きて寝るまで何もやることがなく過ごすのでは、認知症にまっしぐらである。それでは生きている価値がない。生き永らえているだけである。

 病気になったら、どういう対処をするの? 在職中に、自分がどういう病気に罹りやすいか、シミュレーションをしておこう。そうすれば、その予防が出来る。危機管理の手法で考えておこう。

 私は母の病気と父の病気を想定して、同じ生活習慣をして生きてきたので、その面の健康に注意をして生きてきた。それが両親の最期の教えであった。「あんたも何時かは死ぬのだよ。私の病気の原因を考えなさい」である。

 貴方が管理職なら、癌にかかる確率が高い。管理職はストレスだらけで、それが身を蝕む。その病巣は10年後に目に見える大きさになる。私がそうだった。

 

死の準備

 死ぬ時は、何を残すのか、その準備こそ、生きている間の大事なお仕事である。人は裸で生まれて、裸で死んでいく。あの世には、何も持って行けない。だからこそ、人は集めたモノではなく、人に与えたもので評価される。

 生まれて生を受けたら、己は、此の世に何を置いていくのか、考えよう。その時期は分からない。だからこそ、今を精一杯に生きよう。

 どんな職位にも生があり、死がある。いつかは死ぬ職位(退官)である。その職位の間にできることも大事だが、その退位に際しての準備をするのが、責任者の勤めである。一番の準備項目は、後進の育成である。それが最大の遺産である。

 

戒名

 戒名は、生前に授かるのが正規の手順である。葬式の時、授かるのは応急処置である。それに家族の手を煩わせてはなるまい。お寺さんも、亡くなった人の生き様が分からないと戒名が付けられない。だからお寺さんは遺族にその人となりを聞いて、戒名を付ける。

 私は導師が提示した数例の戒名候補の中から選択して、馬場恵峰先生とも相談して決めた。そして馬場恵峰師に戒名を揮毫してもらい、墓誌に彫ってしまった。準備万端である。

 戒名とは、来世で修行をする時の自分に対する「戒めの名」である。その名に恥じないように、前世の此の世から準備をすべきだ。死んでから戒名を授かるようでは、その準備ができない。私も授かった戒名に恥じないように、残り人生を歩む覚悟をした。

 

如来

 以上は、来るべきして来る事象である。それを如来という。かくの如く来たりしもの、で「如来」である。自分を如来さまとして拝もう。自分が一番偉いのだ。

 その来るべき死の時期を先延ばしするためにオダブツ教「如来健康読本」?を読もう。そうすれば時間が創出できる。

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2020-11-27 久志能幾研究所通信 1840  小田泰仙

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