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2020年10月13日 (火)

自分が変われない18の理由

 

 みんな変わらなくちゃ、変わろうと叫んでいる。しかし変われない。何故なら、その前になぜそうなったかを考えないからだ。そうなってしまった原因を見付け、それを潰さないと自分は変われない。

 

1 変わろうという気が薄いから

 変える気がないだろう。変えたいという気が薄いだろう。変わって大金持ちになりたい気がないだろう。

 人間は、何もせず変わらないのが一番楽なのだ。変われば周りと軋轢を生じて、己が傷つくのが怖いのだ。楽をしては変われない。何ごとも「気」が大事だ。本気、やる気が人生を創る。人生は気力の勝負である。そのためには健康が第一。

 変わるには、金も時間もかかる。覚悟をして取り組まないから変われない。自己変革プロジェクトを立ち上げよう。

 

2 生存的生き方をしているから

 今の状態がいつまでも続くと安易に考えているから変われない。生存的生き方をすれば、死から目を背け、それに蓋をして、金儲けや虚楽的に生きることになる。死を考えないから、もっと金をもっと金をという生き方になる。

 生命的生き方をすれば、死を意識して生きざるを得ない。何時死に直面するかもしれないと思うと、生き方を変えざるを得ない。生とは死を含めた生命体である。

 

 天地終始なく、人生生死あり

    頼山陽 立志の詩

 

3 問題が起きても対処療法ですませるから

 真因を見付けて、対策を打たないから、何時までも同じことが続く。

 何故なぜを5回繰り返せ

 

4 10年後、20年後の夢、志がないから

 夢がないから、今のままに安住する。それでは変わろうというモチベーションが出ない。そのためには、一生実現できないような夢を持つこと。

 

 偉大な仕事は夢で始まり、情熱で維持され、責任感で成就される

      堺屋太一訓語

 

5 学び、変革のために身銭を切らないから

 会社や組織から与えられた教材で済ませるから、他と差別化できない。

 身銭を切らないと、真剣になれない。

 自己投資こそ、最大の財テクである。

 

6 縁を求めないから

 人生の変革は師が運んでくれる。縁を求めて、多くの人に会わないと、人は変われない。

 ド田舎の剣の道場の名人は、江戸の名もない道場主に負ける。江戸の道場主は、多くの剣の達人と他流試合をしているからだ。

 

7 動かないから

 変わるための機会があれば、ニューヨークにでも飛んでいけ。

 近い、遠いの問題ではない。動けば、何らかの具体的な答えが得られる。動かないから、ニュートンの第一法則により、何時までも動かないものは永遠に止まっている。変わらない。

 

8 道具で変わろうとするから

 トヨタでは問題解決とは2割がツールで、8割が考えることだと言われる。自己変革セミナーというツールを受講しても、自分の考え方を変えないと変わらない。いくらITツールでもAIでも、それは所詮道具でしかない。

 

9 荷物を降ろさないから

 50年も生きていると、多くのしがらみのお荷物を背負い込む。それを捨てないと変われない。その95%を捨てても、生きていくうえで何の問題もない。

 過去の栄光など、些細な雑事である。己も過去の習慣に縛られているから変われない。

 大垣市長の小川敏も、過去の母親のしがらみに縛られているから変われない。母から吝嗇という教えのお荷物を背負うから、大垣の未来に投資ができない。だから大垣市の児童生徒一人当たりの教育費を最低にしても平気なのだ。それでは大垣市は変われない。小川敏は過去の知識だけに縛られて行政を牛耳るから、大垣市政は変わらない。だから大垣は没落した。

 日本政府も、中国との利権のしがらみがあるから、経済停滞が続く。

 日本も過去の高度成長の成功体験があるから、体旧態依然たる経済政策に縛られて、米国のGAFAに負けている。

 

10 内なる108人の自分に振り回されるから

 108の煩悩を打ち捨てないと自分は変われない。内なるもう一人の己を切り捨てないと変わらない。変わらないのは、アクセルとブレーキを同時に踏むが如くの行動を取っているからだ。10年一日の同じ過ちをしているから変われない。

 

11 群れるから

 目的もなく群れるとその影響を受けて、変われない。群れの仲間は貴方が変わって去って行かないように呪文をかけて縛り付ける。群れて仲間と飲んで、自分はどれだけ成長したか、変われたかを自問しよう。

 愚痴を言い合うだけでは変われない。黙って自分を成長させる「変革」を実行しなければ、変れない。

 

12 薬物を飲むから

 酒は肝臓で薬物と同じ過程を踏まないと無毒化されない。だからWHОでは酒は薬物と分類している。薬物である酒によって酩酊された頭で、いくら議論しても自分は変われない。

 

13 安いものを買うから

 人生の価値判断が安さだけとなるから、より高いレベルを目指す志が薄れる。それでは変われない。下方に変わるのは簡単にできる。それは人間ではない。

 高いモノは職人の魂に触れる。だから自分も変わろうという気になる。

 

14 世間体を気にするから

 どうせあと50年は生きられない。後は野となれ山となれ、で覚悟を決めれば、何でも出来る。そういう人間に変わろう。人間はちっぽけな存在だ。何を気にするのか。

 

15 健康管理をしないから

 変わるためには意思と体力が必用だ。そのベースは健康である。死んでもいいら健康管理である。その基本は食である。医食同源である。美味しいモノには毒がある。その毒を、食べたいだけ食べれば、病気になる。病身では変われるはずがない。

 

16 挫折を人生の糧としないから

 事故が起きても、真因を探して再発防止をしないから変われない。挫折こそ、自分が変わるチャンスなのだ。仏様が変われと言っている。そうなった真因を明確にして自分が変わる燃料としよう。

 

17 畜生界で生きているから

 欲望に身を任せて動物として生きれば、変わる必要を感じない。畜生が畜生を狩る、畜生が魚を釣る。それでは魂の浄化はできない。霊長類の人間として生れた以上、魂の浄化をして精神の向上を目指さないと変われない。

 

18 祈らないから

 変わるためには、変わりたいと真剣に祈って、神仏の力を借りよう。使えるものは、神仏の助けも借りよう。人を超えた世界の力は、人知を超える。

039a34401s  馬場恵峰書

2020-10-13 久志能幾研究所通信 1785  小田泰仙

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