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2020年7月26日 (日)

認知症という脳死。原因と対策

仕事とは、世の中で生かされ、生きるための方便(仏語)

 定年後、やる事もなく無為に日々を過ごし、飽食をしていると認知症になる。人は食べるためにだけに生きると飽食になり、病気、認知症となる。現在、認知症の患者は約800万人である。65歳以上では15%が認知症といわれる。頂いた命の使命を果たさないと、天はその人からその能力を容赦なく奪っていく。

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   日本経済新聞2014/07/09より

 

次のステージ

 今、自分が立っている階段に、次のステージの幾(きざし)が現れる。人間も人生の第4コーナを回る高齢になると、天上界、人間界、畜生界、地獄界に選別をされる。現在を見れば来世でのポジションは分かる。

 

天上界は、生涯現役で天寿を全うする人達で、およそ5%である。あと15%の人が頭もそこそこにしっかりしたまま、世に迷惑をかけず死を迎える。

人間界は普通に老化し、普通に病気になって亡くなる人達で、約60%である。

畜生界は約1割で、己の不摂生の限りを尽くし、余命1年と医師から宣告されてから、焦って「金はいくらでもだすから助けてくれ」と医師に泣きつく人達である。かのアップルの創業者で世界一の大金持ちのジョブズ氏でさえもガンには勝てなかったのに。いまだ、死病からお金で助かった人はいない。

地獄界は認知症の患者で、約10%である。自分のことが分からなくなり、肉親を不幸のどん底に落とす。すべて2・6・2の法則に分類される。

 

因果応報

 自分が第二の人生に向うとき、今までの因果応報で選別されて入る「界」が決まる。天の采配は非情で正確である。せめて最悪の地獄界(認知症)には罹患しないように、今からでも遅くないので精進すべきである。病気は発病すべくして、その原因を己が作っている。

 

原因(私の推定)

 認知症の原因は、単純明快である。認知症の現象は脳が正常に働かなくなった。だからその原因は、己の過去の行動で脳細胞を殺すような因子を与え続けて、一部の脳細胞が死滅したため。そのため脳が正常に働かなくなった。それが認知症である。使わない器官は退化する。生物の基本的機能の基本である。

 肉体面では、過度な酒・タバコの飲用、食べすぎ、太りすぎ、過度な偏食、毒がある添加物を過剰継続的摂取等である。

 精神面では、過度の名誉欲、金銭欲の使いすぎである。また過度な不安要素を受けすぎたのだ。生物の持つ自己防衛機能で、その機能を停止したためである。

 また頭脳面では、頭を使わないという過度の怠慢習慣である。使わない器官は退化する。単純明快である。

 原因がわかれば対応は可能である。あとは己の意思の問題である。

 

私の高血圧症治療と認知症の関係

 私は長年高血圧症に苦しめられ、降圧剤を20年間程服用していた。降圧剤は対処療法の薬である。それで高血圧が治るわけではない。当時はそんなことは考えず、医師の勧めるまま飲んでいた。還暦後、国家試験に挑戦したが、その受験勉強の過程で記憶力の低下に我ながら愕然とした。また網膜静脈閉塞症を患い、その原因も模索していた。

 そもそも高血圧とは、血管に問題があり、血圧を上げないと全身に血が回らないので、自律神経の機能で、血圧を上げているのだ。その血圧を下げれば、必要な血が全身に回らなくなる。頭の血のめぐりも悪くなる。惚けて当然である。

 また血液中には白血球のように癌等の外敵を殺す免疫力がある。降圧剤で血圧を下げれば、その免疫力要素も全身に回らなくなる。後年、私が癌になったのも納得される。

 

真因追及のため久留米に飛ぶ

 それで本とネットを調べて、その真因が、脳細胞の血管が詰まっているためとの結論に達して、久留米市の真島消化器クリニックの門を叩いた。そこでの診察は、全身8か所の血管内のプラークの蓄積状態を超音波で測定する診察であった。その結果は、私の予想通り血管内にプラークが蓄積していて、そのままでは脳梗塞、心筋梗塞の危険性が高いレベルであることが判明した。それから推論すると、もっと細い毛細血管が集まった脳細胞にもプラークが蓄積して、記憶力が低下したと推定した。同じく細い毛細血管の集まった網膜にもその影響が及び、網膜静脈閉塞症になったと判断した。

 

高血圧症完治

 それから真島院長の指導で、食事療法に取り組み約2年間で、血管内のプラークの厚みが減り、完治までは行かないが、血圧を正常値に戻すことができた。もしそのまま生活をしていれば、脳梗塞、心筋梗塞、失明、認知症になっていたはずである。

 

肉体面への負荷

 過度な酒・タバコの飲用、食べすぎ、甘いものや油分の摂り過ぎ、太りすぎは、血管を傷め、肥満になり、脳細胞にダメージを与えると推定される。過度な偏食、毒がある添加物や防腐剤を継続的に摂取すれば脳細胞にダメージを与えることが明確に推定される。

 

精神面の負荷

 精神面では、過度の名誉欲、金銭欲の使いすぎは、脳の機能を司る部分に過剰な疲労を与えると推定される。また家庭内の不和等で不安要素やストレスを受けすぎると、生物の持つ自己防衛機能で、その機能を停止する。それが認知症である。

 

頭脳面の負荷

 また頭脳面では、頭を使わないという過度の怠慢習慣が、使わない器官は退化するという原則で、認知症になったと推定される。気ばかり使って、頭を使わなかった警察署長や校長先生が、退官後認知症になりやすいという。

 

認知症の対策

 対策の大前提は、薬は毒、医食同源、使わない器官は退化、である。

 食べ過ぎを避け、暴飲暴食、お酒の自制、薬を飲まなくてもよい「正しい食生活」、「正しい生活」を過ごす、である。病気になるのは、狂った食生活、狂った生活習慣が原因である。

 多方面に興味を持ち、社会との接点を持ち、社会奉仕の精神で、生涯現役で仕事を続けるのが、脳に刺激を与えて認知症防止となる。

P10702501s  馬場恵峰書

2020-07-26 久志能幾研究所通信 1679 小田泰仙

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