小川敏のコロナ対策は口先だけ、反ノブレス・オブリージュ
2020年6月16日、大垣市議会は新型コロナウイルス対策のための市議報酬特例として、12月末まで月額1割を削減するとする条例案を賛成少数として否決した。
同日、海津市議会は、市長の給与などを削減する市常勤の特別職職員の給与に関する条令の一部改正案については、議員発議で上程された削減期間を定めない修正案を少数賛成で否決し、期間を1年間とした原案を可決した。
(2020年6月17日 中日新聞)
つまり、海津市は、その財源確保で、市長や副市長、教育長が給与を1年間、20%~10%を減らす処置で、痛みを感じる対策を打ったが、大垣市はその種の処置は否決した。
要は、大垣市市長、大垣市市議は市民のイタミを分かち合う気などさらさらないのだ。なおかつ、海津市で給与辞退の情報があっても、その議員提案があっても、明確な意思(強欲)をもって拒否である。
また公務員・議員は新型コロナウイルスの影響で年俸が減るわけでもないのに、10万円の特別給付金さえ辞退なしである。本来、公務員の10万円特別給付金は不要である。それも給付金事業で、委託先の執行でうまい汁を吸っている輩がいることが露見した。アベマスクにまつわる汚職まがいの金遣いも含め、こんな利権集団ばかりの日本に誰がした?と言いたい。市長や教育長、議員は市民の鏡としてノブレス・オブリージュを負う。大垣市行政には、それがない。それでは行政の堕落である。だから大垣は没落した。
ノブレス・オブリージュ
ノブレス・オブリージュ( noblesse oblige フランス語)とは、「高貴さは(義務を)強制する」を意味し、一般的に財産、権力、社会的地位の保持には義務が伴うことを指す。
ノブレス・オブリージュとは倫理的な議論では、特権者は、それを持たない人々への義務によって釣り合いが保たれるべきだという社会通念である。最近では、ノブレス・オブリージュは富裕層、有名人、権力者、高学歴者が「社会の模範となるように振る舞うべきだ」という社会的責任として用いられる。
「ノブレス・オブリージュ」の核心は、特権者に自発的な無私の行動を促す不文律の社会心理である。法的な義務ではないため、法律上の処罰はない。しかし社会的批判や、倫理や人格を問われる。
まさに大垣市長、市会議員がその人格を疑われているのだ。そんな市長や議員を選んだ大垣市民の責任が問われているのだ。
大垣市と海津市のコロナ対策
2020年6月1日、人口3万4千人、予算規模150億円の海津市は、コロナ対策で5億円を補正予算計上すると発表した。それに対して、人口16万人、予算規模603億円の大垣市のコロナ対策費はたったの2億2480万円である。
それを市民一人当たりで計算すると大垣市のコロナ対策費は、たった1415円で、海津市の1/10以下である。大垣市は、小川敏の口先だけ、カッコだけの対策である。それを小川敏は、針小棒大に発表した。口先だけの魔術使・小川敏の常套手段である。市民として金額が少なすぎて恥ずかしい。
コロナ対策費比較
大垣市 海津市
人口 158,832人 33,004人(2020年1月1日)
令和2年度一般予算 603億円 150億円
コロナ対策費 2億円2480万円 5億円
市民一人当たり対策費 1,415円 15,149円
議会で減額提案 否決 賛成
市長・議員の減額 なし 市長の給与を 20%減
(財源確保) 副市長の給与を15%減
教育長の給与を10%減
議員報酬を 10%減
以上を1年間
子供へ 5千円ギフト券 1万円を補助
市民へ なし 3000円の買い物券
新生児に なし 1万円を補助
一人親限定で 2万円(数少ない)
口先、カッコだけの対策 長が痛みを感じる対策
針小棒大
大垣市のトピックス、新着情報の伝達に「おおがき便」に、今回の新型コロナウイルス対策が伝えられている。「大垣市独自の支援」のそれは、何処の市にもない、ケチな「独自」な支援であるのだ。それを針小棒大に公言するとは、小川敏は口先だけの魔術使である。
コロナ対策費の総額の位置付けは記載がない
小川敏は「がんばろう」の精神論の口先だけ。小川敏は金を出さない。
2020-07-06 久志能幾研究所通信 1656 小田泰仙
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