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2020年5月10日 (日)

「いのち」とは「胃脳血」。天命を知る

 胃  食材

 脳  考え

 血  全身を巡る

 

 先祖、親、師、友のご恩があって今の自分がある。夢夢「自分が」ではないと思うべし。

 正しく命を全うするためには、馬鹿になることが大切。それを利巧ぶるからうまく行かない。馬鹿にならないと100mの巻物は書けない。馬鹿にならないと中国に(自費で)240回も行けない。2020年現在までで、一回30万円の渡航費として、計7,200万円が消えた。金は残っていないが、ご縁と智慧が付いた。

 近所の暇人が言う「どげんか用があって中国に行くばってん?」

 用があるから中国に行くのではない、用を作りに行くのだ。そこから新しいご縁が始まる。馬鹿になって己の道を精進しないと、年老いてから後悔する。人の馬鹿を笑っている者が、最期に笑われる本当の馬鹿になる。

 

 自分の人生を謳歌するのが仕事ではない。人として、後に続く子孫のために仕事をするのだ。「ひと」とは「霊」が「止」まると書く。縁あって人間に生まれたのだ。豚に生まれなかった幸せを考えよう。

 

天命

 天は人に天命を全うするために天分を授けて世に送り出す。その天命が書かれた手紙を開封せず、無為に生きて、天に召される人は多い。その天からの手紙を真剣に読まないからだ。

 

 天命を自覚しないと、国の税金を使った東大を出ても年寄りがいなく、ギネスに騙されて水饅頭共食いの痴態に酔いしれる市長に成り下がる。大垣藩のご先祖の御恩を忘れた痴れ者である。己が何の為に、天が人よりの優れた頭脳を授けたかに考えが及ばない。愚か者である。

 

 本稿は、「太志塾」(2014年10月5日)で馬場恵峰師が講演された内容をまとめました。

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    馬場恵峰書

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 馬場恵峰書 「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」(久志能幾研究所刊)

 

2020-05-10 久志能幾研究所通信 1578 小田泰仙

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