「人の上に立つ」とは、
人の上に立つということは、真っ白な衣を着て、ぬかるみを歩くようなものだ。泥を撥ねまいとして、一歩一歩細心の注意をして歩く。その繊細さがなければ、その団体は知らず知らず堕落していくのだ。 (P363)
神渡良平著『一粒の麦 丸山敏雄の世界』致知出版社
私の管理職としての反省
私も会社時代、管理職として出世欲があったせいで、つい良き意味での暴走をしたこともあった。堕落をしたわけではなく、功名心、正義心を出し過ぎて失敗した。これは正しいことだと全力で前を向いて突走っていて、ふと後を振り返ったら、誰も付いてきていなくて愕然としたことが多々あった。それは会社が要求する理想と現場が乖離していたのが原因である。私はその失敗から、経営学と人間学の勉強にのめり込んだ。
一人の中間管理職がいくら頑張っても、会社は動かない。実務を動かすのは社員である。方針決定は社長である。全員がその気にならないと、業務改革は進まない。
支配欲
中間管理職でも、人はつい人を支配したいという欲にかられる。人を支配する心の動きは、競争心であり、創造の力ではない。それでは人を動かせない。会社や社会を変えるのは人である。世の中は正しいことが、常に通るほど単純ではない。もっとドロドロした世界である。それを体験したことが良き経験である。それで智慧が付いた。
綺麗ごとだけでは、世の中を渡れない
私が管理職として心がけたことは、不正に手を染めない事だ。後日、仕事の身体検査をされ、不正が露見することは恥であり、絶対に避けねばならぬ。不正だけは絶対にしてはならない。これだけは自負を持って取り組んだ。逆にその正義感から、会社生活では、足をすくわれた。皮肉なもの。会社はそんなに綺麗ごとばかりでない。
正しいことが、常に正しいことではない。ハーレムで泥棒をしてはいけないと叫んでも、狂っていると思われるだけだ。ハーレムでは泥棒をしないと生きていけない。
人殺しは犯罪だが、国家間の戦争になれば、真面目に人殺しをしなくてはならない。戦争では人殺しは正義となる。一人を殺せば犯罪だが、10万人を殺せば、英雄である。東京大空襲・日本大空襲を指揮して非戦闘員100万人を虐殺した。米軍の将軍は、戦後、日本から勲章を授かった。昭和天皇は、その授与式を拒否された。本人も言う。「米国が負けていたら、私は戦争犯罪人として裁かれていただろう」と。
小川敏の市長としての立場
小川敏の大垣市政を見ていて、とても小川敏の行動が上記の「人の上に立つ」というレベルとは思えない。彼にあるのは、支配欲と名誉欲だけである。私は過去の経験に照らして小川敏の心境がよく見える。
下記はその堕落だらけの状況である。これでは大垣市の没落も必然である。大垣市の復活には小川敏のリコールが必用である。
小川敏市政の堕落
ドローン墜落人身事故で責任放棄して逃走
行政の予算使用用途のマル秘条令を制定
市制100周年記念行事の不明朗会計
市制100周年記念行事の会計報告がマル秘
元気ハツラツ市での会計報告なし
岐阜県下一贅沢な新市庁舎建設
それと対照的な大垣駅前の極貧ビル群
その上で、金が足りないと寄付を募集。恥さらし
岐阜県下一給与の高い大垣市役所職員
それでいて、児童生徒一人当たりの教育費が県下最低
なおかつ、教職員の給与が県下最低
大垣市長5選。無投票当選で連続3選。
対抗馬が出れないように、大垣財界に事前工作
長期政権で腐敗しなかった例は歴史上にない。
19年間に及ぶ独裁政治で、役人がヒラメ病状態になっている。
その弊害に気が付けば、5期も市長の座に座るのは狂気である。
ヒラメになれば不正も見て見ぬふりをするようになる。
ヒラメ病症候群は、新型コロナウイルスのように職員に蔓延する。
19年に及ぶ小川敏独裁政治では、何を提案しても却下される。
あるのは予算カットだけ。
大垣は日本と同じでデフレ経済に陥っている。大垣没落である。
諦め病ウイルスが、大垣市職員に蔓延している。
馬場恵峰書
2020-05-03 久志能幾研究所通信 1564 小田泰仙
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