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2019年12月 7日 (土)

組織の長の存在意味

 組織の長の存在目的は、その組織の顧客(市民・社員)の創造と維持のために働くことである。

 「経営の目的の正しい定義はただ一つ、顧客の創造と維持である。(ピーター・ドラッカー)

 日本創造学会の「創造」の定義は、「今あるモノの分解・再構築で新しい価値を生む出す」である。

 「発明」は天才が、今までにないものを生み出すこと。しかし凡人の我々は、発明は難しくても、智慧と熱意があれば創造はできる。

 高学歴だけで、知識だけあっても、智慧と熱意のない輩には創造はできない。

 大垣市長の任務は、今ある大垣の資産(人財、財、歴史、都市インフラ、文化、芸術、自然資産、伝統)を再構築して、現代の社会の変化・ニーズに合うように再設計、再構築して、大垣に新しい付加価値を生み出し、大垣の価値を上げ、発展させることである。

 

小川敏の罪

 小川敏は、過去の知識だけで智慧がないから、大垣に新しい付加価値を創造できなかった。この18年間、維持もできなかった。教科書に書いてあるようなお粗末な「大垣市活性化計画」を実行して、PDCAさえ回さないから、「大垣市中心市街地活性化計画」が大失敗して大垣が衰退した。大垣駅前商店街が消滅寸前になった。その間違った行政を18年間も続けるから、その価値を維持するどころか、大垣市は、価値が半分に暴落した。地価はその都市の付加価値を表す最適に指標である。他市はリニア景気で地価が上がっているのだ。岐阜県第二の都市の大垣市が、地価の高さで、県下2番目から5番目の地位に没落したのだ。小川敏の無能政治のためである。

 小川敏は、大垣市の付加価値を上げてくれる未来の人材の一人当たりの教育費を、県下最低レベルに落としてしまった。その資源を自分たちの給与に転用してしまった。大垣市役所の給与は岐阜市を差し置いて県下第一位である。

小川敏は芸術・文化活動に全く理解をせず、資金援助をしないので、大垣の文化活動は衰退してしまった。

 それでいて大垣の未来に何の貢献もしない私製100執念記念行事に3億5千万円も散財して、その会計報告もマル秘にしてしまった。50年前に「灯台方角部」を卒業したのがお笑いである。大学法学部で何を学んだのか。100周年機縁行事で市民税を大散財したのに、翌年の大垣市の地価は下がった。お笑いを通り越して、怒りである。

 小川敏がその職にあること自体が罪なのだ。小川敏が無能だから、大垣市民を不幸に落としているからだ。大垣に新しい付加価値を生めなかったからだ。その維持もでなかったからだ。

 

自分人生有限会社の社長として

 己は「自分人生」の会社の社長として、「自分人生有限会社」に付加価値を上げる実績を残してきただろうか。小川敏を反面教師として自省したい。

 会社では企業戦士として、エリートコースを歩いてきた人に限って、会社の仕事から離れて、第二の人生を歩み始めたら、魂の抜け殻のような老後を送る人が多い。定年後にやることが自分で考えられないのだ。そういう人が、真っ先に認知症になる。

 現代日本では65歳以上の人の15%が認知症である。警察署長や校長先生等が一番認知症になりやすいという。気ばかり使って、頭を使ってこなかったためである。

 

窓際族

 会社時代の管理職として得た智慧は、「辞めさせたい人には、仕事を与えないと、勝手に辞めていく」である。要は対象者を窓際族にすればよいのだ。仕事をどんどん与えると、逆に辞めない。これが会社人事の原則である。

 人生有限会社も同じである。人生でやることが無くなると、此の世ではお呼びでなくなるので、認知症になり、脳死となる。その人は人間社会を辞めるのだ。

 

無職の仕事士と人生窓際族

 私は現在、無職の立場で忙しい。サラリーマン時代は有職であり、会社から金を貰って指示された仕事を期限までにこなせば、後は暇である。しかし、今は無職で、死ぬまでにやりたいことが山済みであるので、やればやるほど、忙しさが増えてしまう。ご先祖から受け継いだ「自分人生有限会社」の付加価値を生み出す仕事が山積みである。そこに、今までの経験と培った智慧の使い道がある。おちおち死んでなんかいられない。出版もせねばならぬ。最近、「大人の玩具」を買ったので、ますます忙しくなった。

 

死というチャンス

 何を人生で残すかを考えると、死というチャンスも楽しくなる。このチャンスは人生で一度だけである。私は他人様よりも有意義なものを世間に残し、有意義な死としたいと頑張っている(?)。「おだ仏教」の社長は己である。己の決断が総てである。長の仕事は決断である。93歳の馬場恵峰先生が、後世に残す作品作りに忙しいのを見ていると、元気になる。師は弟子に命を与える。

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 文責は著者、書は馬場恵峰先生

 

2019-12-07 久志能幾研究所通信 1418  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

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