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2019年11月20日 (水)

大垣共立銀行、驕りと忖度とアコギさ

 この10年間程、毎年、私の誕生月になると大垣共立銀行から「お誕生日おめでとうございます」の封書が届く。それに大垣共立銀行創業者の土屋斉画の色紙のコピーがお祝いとして添付されている。不愉快である。

 それは担当銀行員の驕りと土屋嶢会長(直前まで頭取。土屋斉は頭取の父)への忖度としか思えない。客の立場の私は、この歳で、こんなお粗末なお誕生日お祝いなどもらっても少しも嬉しくない。逆に、怒りである。折角、忘れていた自分の歳を嫌でも思い知らされる通知なのだ。

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Photo_2   誕生日の祝いと土屋齊の色紙

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誕生日が嬉しい?

 お誕生日が来て嬉しいのは、せいぜい30歳まで。それ以降の40歳、50歳以降は、誕生日は辛い日である。50台なら、定年までの時間を思い知らされる。年金生活者にとっても、誕生日のお祝いなど送って欲しくない。自分の歳を思い知らされる通知なのだ。己の残り人生を深刻に考えさせられるのだ。

 そんな機微に触れる心境には、全く気が回らない銀行の若造が、「誕生日祝い」を送り付けてくるのだ。

 

芸術作品の価値

 創業者が描いた色紙のコピーなど、私の場合、そのままゴミ箱行きである。そんな色紙は、雑誌に溢れている。私みたいに本物の色紙の囲まれていると、そんな印刷物の偽物色紙など、ゴミである。特に芸術作品は、個人の趣味の世界で、それが合う人など稀有である。それを貰ってうれしいのは、独居老人で社会とのつながりが全くない方だけであろう。一方的に色紙の絵のコピーを送ってくるのは、上から視線の傲慢である。知人に聞いても同じ意見で、それならテッシュを貰った方がよいとまで言っていた。

 

大垣共立銀行の本性

 このサービスに大垣共立銀行の上から視線を感じる。そんな金があるなら、別の形で客にサービスをすべきである。銀行金利ゼロの時代、都市銀行の生存競争が激化している時代、こんなレベルのサービスをしているようでは、先が知れている。

 大垣共立銀行は、大垣駅前商店街の由緒ある「廓町通り」を札束で、「ОKB Streat(大垣共立銀行通り)」に変えてしまった。大垣駅前商店街が衰退して、大垣駅前商店街が寂れて、商店街組合に金がない時に、その足元を見て、「廓町通り」を札束で頬をひっぱたいて、「ОKB Streat」に変えてたのだ。アコギである。こんな銀行がのさばっているから、大垣市が没落しても、当然である。

 そんなに金があるなら、大垣駅前商店街の活性化に金を出すべきだ。しかし大垣共立銀行は、それには吝嗇で金を出ししぶる。

 銀行は、天気の日に傘を貸し、雨の日に傘を取り上げる揶揄される。

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  2018年3月10日、大垣駅前商店街で、街の商売上でも、大垣駅前商店街組合活動でも理事として運営をリードしていた大型衣料店「正札堂」が事業を停止した。アーケードの上にぶら下がる「ОKB Streat」の看板が白々し

 

「郭」とは

 「郭(くるわ)」とは城やとりでの、周囲を土や石などで築き巡らしてある囲いを言う。また、その内側の地域を意味する。江戸時代になって「郭」の字もあてるようになった。

 山城では背後を削り取り,その土を前面に盛って造成する。単なる屋敷地や畑の段と異なって防御用の平場とするために、壁面を急傾斜の切岸状にしたり、縁辺に土塁を盛り上げたり、外周や尾根続きに空堀を掘って外部から遮断する。近世城郭では天守を備えた中心の郭を本丸、その外側に隣接した城主の館邸が設けられた郭を二の丸、その外側の家臣屋敷などが並ぶ郭を三の丸と呼ぶ。その他の諸郭に西の丸などの方角、あるいは人名を冠した呼称が用いられる。

 「郭」は遊郭の意味ではない。周囲を塀や堀で囲ったところから、遊女屋の集まっている地域として「遊郭」という名がある。大垣市の廓町はお城の囲いの意味である。

 

名前「郭町通り」は大垣の財産

 「郭町通り」という名は、大垣市民の歴史としての財産である。大垣共立銀行が独断で占有できるものではない。名前変更の審議でも地域の住民の意見も封殺して、商店街のひとたちだけで、こそこそと名前を変更してしまった。それで良いものなのか? 大垣市長の小川敏は、何も指導をしない。それは大垣の歴史文化の破壊行為なのだ。

 

肥満と管理職の原則

 創業者の土屋斉は、現会長の行動をみて、草葉の陰で泣いている。土屋嶢会長は、でっぷりと太っている。自分の体を管理できない経営者を私は軽蔑する。米国では、肥満者は管理者になれないのは常識である。肥満の土屋嶢氏が頭取になれたのは、世襲であるからだ。それでは大垣共立銀行の先が見えている。

 

退職金を狙う大垣共立銀行のあこぎさ

 私が定年後、今から10年ほど前、大垣共立銀行に口座を開設しに行った時、ファイナンシャルプランナーと自称する若い女性銀行員に、別部屋に引きずり込まれて、虎の子の退職金の運用を勧められた。当時、オーストラリアやブラジルの資源国のファンドが盛んで、それを定期より高利だからとファンド購入の資産運用として勧められた。私はそれが銀行の手数料稼ぎと知っていたので拒否をした。その後、資源国バブルが弾けた。そのファンドを買っていれば大損をするところであった。くわばら、クワバラ。

 大垣共立銀行は客が損しようが知ったことではなく、手数料が入ればよいとした商売をしていた。カウンターレディにそのノルマを与えて、私みたいな定年後の年寄りを騙す商売をしていたのだ。それから私は大垣共立銀行を信用していない。今回を機に、十六銀行に口座を開設予定である。

 

2019-11-20 久志能幾研究所通信 No.1404  小田泰仙

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