南雲吉則講座「命の食事」3 皮ごと食べる
食えん人間も皮ごと丸のみ
私は南雲吉則先生の著書を数年前に読んでから、果物はなるべく皮ごと食べるようにしている。皮の部分に抗菌作用があるためである。健康に良いはずの果物でも皮を剥いて食すれば、それは単なる糖質の塊になってしまう。糖質は癌の大好物である。
私は、リンゴ、ナシ、ブドウ、ミカン、柿、レモンは皮ごと食べる。キュウイ、レモンも皮ごと食べるが、輸入品は船便の倉庫で殺虫材を塗布されていて、それが付着した皮を食することになるので、輸入のキュウイやレモンは食べない。国産のキュウイ、レモンは皮ごと食べている。
メロンとスイカだけは、皮を食べられない。今年、私は癌になり、メロンをお見舞いにもらって、その美味しさに病みつきになった。しかし、メロンこそ、中央部の糖質だけを食べるので、良くないことに気が付いた。まさかメロンの皮を食べるわけにはいかない。
ミカンの皮は陳皮といって、漢方薬の原料である。皮と実の間の綿のような繊維質部も漢方薬の原料である。捨てるのはもったいない。
今回の南雲吉則先生の講座で、40名ほどの受講生中で、「ナシを皮ごと食べている人は?」と質問があり、私だけが皮ごと食べている結果となった。それは私が南雲吉則先生の著書で、そのことを知って、それを実行していたため。
ジュースはダメ
ジュースは皮を取り、果物の細胞を砕いて作るので、果物の糖分が露出していて、体内に取り込むと、糖質の吸収が早すぎて、血糖値を急激に上げる。またパックのジュースは防腐剤も入っている。またパックのジュース類は、一度、煮てあるので、生きた栄養素が無くなっている。塩分や口触りを良くするため砂糖も入っている。だから良い食べ物でないので、私は果物のジュース類は取らない。非効率でも果物は生でかじっている。私はジューサーを捨てた。
体積当たりの皮の量
ミニトマトは、普通のトマトより、体積当たりの皮の体積が大きい。ブドウでも巨峰よりも小さなブドウの方が、皮の体積比率が大きい。そういう果物の食べるとよい。
元を断たなきゃ
癌は早期発見、早期治療では治らない。癌にならないことが最優先である。そのためには、癌になる原因を取り除くことが、重要である。元を断たなきゃダメなのだ。果物の皮は、その元を防いでくれる。果物の皮を剥ぐと、果物は人間の細胞を襲う凶器になる。
食えん人間は面の皮が厚い
人間長生きしようとするなら、人を食わねば長生きできない。そこに人生の抗菌物質が入っている。その中でも面の皮の厚い人間は、噛み応えがある。かまなくてもよい、彼らを丸飲みすればよい。人間社会で生きていく上で、彼らの多くの厚かましさを参考にすべきだ。それを真似するつもりもないが、それと付き合う智慧は身に着けるべきだ。あの神経なら鬱病になる事もなかろう。そうならない生き方を学ぶべきだ。
人皆師である。ああなってはならないという教えである。食えん人間も、皮を剥けば、虚弱な人間である。虚勢で面の皮を厚くしていないと、彼らも生きていけいないのだ。可哀そうな人たちなのだ。
馬場恵峰書
2019-10-30 久志能幾研究所通信 No.1384 小田泰仙
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