未来計画-11 大垣シンクタンクを創設(2/2)
田中角栄の夢
30年前は、我々は高度成長の夢をみて邁進していた。その時代は、頑張れば頑張っただけ成果が得られた。今のデフレ経済とは大違いである。それで夢の半分は実現できたと思う。私の母もその夢を見て、バブルが弾けるとともに世を去った。その夢の一部を実現できただけ、幸せであったと思う。
しかし、政府がその舵取りを間違えて、バブルが弾けてデフレになってしまった。土地ころがしの強欲亡者が跋扈しすぎて、政府がその統制を失敗した。もっと軟着陸する手段があったはずである。
その後のデフレ経済で、やってはいけない緊縮財政と増税という愚かな政策をしたので、日本が20年間も沈んだ。原因は明白であるが、東大出を筆頭とした智慧のない財務省役人は今でもその過ちを認めない。それを認めると役人の利権問題が露見するからだ。さらに悪いことに、2019年10月から消費税10%の増税を企てている。過去3回の増税では、全て増税後、景気が後退して税収が減った。そのことを学習として学ばないのは、利権の美味しさの前には、庶民の生活苦は役人には関係ないからである。
バブルでは誰もが幸せであった。そういう夢を抱かせてくれた田中角栄元首相は偉いと思う。彼は日本人に夢を与えてくれた。
小川敏市長の悪夢?
小川敏市長は、2017年4月15日、大垣市長5期目の就任の抱負表明で、「夢と希望あふれる楽しい大垣の創造」とぶち上げて、大垣市の将来の夢を語った。「安心できるまちづくり」、「元気があるまちづくり」、「楽しく子育てができるまちづくり」政策の重点施行で、「夢と希望あふれる楽しい大垣」の実現を目指すという。(巻末に原資料を掲載)
小川敏市長の5期目就任談話では、具体的に大垣市の街づくりをどうしたいのか全く分からない。
2017年の台風襲来時では、市民生活の安全が全く考慮されていない防災体制であることが露見し。2017年ドローン墜落人身事故では、身内の責任をもみ消して業者に責任を押し付けて、安心無視の体制であったことも露見した。元気ハツラツ市で益々大垣駅前商店街が消滅寸前まで衰退していった。そのあおりで百貨店ヤナゲンが閉店して駅前通りを歩く人が1/3以下になった。大垣市が地価は半減、大垣経済は没落、大垣の顔である商店街は消滅寸前である。
子育て日本一を目指すという大嘘で、児童生徒の一人当たりの教育費が県下最低レベルであることも露見した。小中学校のエアコン設備率も2.1%の県下最低であることも露見した。岐阜県下の他市はほぼ100%である。
口先だけは魔術師のような小川敏市長は、大垣市をどこに連れていきたいのか。まず小川敏市長の不誠実な無駄口を封じないと、大垣の夢は実現しない。経営者や政治家に必要な第一は誠実さである。それがないと、どうしようもない。ドラッカーの言葉である。
108の夢
私の目標は「108の夢」の実現と108歳まで生きること。それくらいのウィットに富んだ夢がなければ、人並み以上の元気は出ない。夢を見るとは、一生懸命に生きること。智慧を出して生きること。いじけて預金通帳の残金を確かめながら、日々何もせずに暮らすよりはよい。
夢は大きく観るものだ。夢は木霊のようなもの。大きく発声して求めれば、社会から大きく帰ってくる。真剣に大きな夢を発信したい。私は、何時までも大きな夢を見る未完の青年でありたい。私はまだこの春で、20歳になったばかりで(それに少し590カ月程経っただけ?)ある。今は青春真っ盛りである。やりたいことは山積である。
馬場恵峰書 夢
小川敏大垣市長就任挨拶 [2017年4月15日]
このたびの市長選挙におきまして、皆様の温かいご支援とご厚情を賜り、引き続き市政を担わせていただくことになりましたこと、心から感謝申し上げます。
皆様の期待と信頼をしっかり受け止め、重責を果たしてまいりたいと存じます。
さて、これまでを振り返りますと、私は、市の発展と市民の皆様の幸せのため、子育て日本一や安全・安心のまちづくり、行財政改革など、市政運営に全力を注いでまいりました。
5期目の抱負といたしまして、第一に、地震や風水害といった自然災害などから市民の安全を守れる「安心できるまちづくり」を、第二には、企業誘致の推進や広域観光の促進など「元気があるまちづくり」を、そして第三には、「子育て日本一」の取り組みを一層推進し、子どもたちが健やかに育ち、安心して子育てできる「楽しく子育てができるまちづくり」の政策を重点的に行い、未来につないでまいりたいと存じます。
今後とも、本市の発展と市民の皆様の幸せのため、「夢と希望あふれる楽しい大垣」の実現を目指し、全力を尽くしてまいりたいと存じますので、皆様の一層のご理解とお力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げます。
大垣市のHP https://www.city.ogaki.lg.jp/0000035480.html より
2019-09-07 久志能幾研究所通信No.1332 小田泰仙
新しい大垣を育てる階 連絡先 080-3102-1284(SNSで連絡ください)
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