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2019年8月22日 (木)

「戒めの言葉」は進化する

 1999年に作った私の「戒めの言葉」は、2003年に下記に進化した。今はこれを継続している。この戒めの言葉を作ったきっかけは、米国統合参謀本部議長パウエルの「私の信条(パウエルの13カ条のルール)」の記事に触発されたためである。彼の信条も1991年から1995年と進化している。

 この彼の「私の信条」の進化を見て以来、私も「戒めの言葉」を進化させ、それを継続している。戒めの言葉を背負って生きているのは、仏様に見守られて生きると同じである。

 

今の私の「戒めの言葉」(2003年度版)

1 時間は命

2 失言に注意せよ(他人の価値観をまず受け入れよ)

3 無意識に攻撃的になりがちな自分を意識せよ

  (自分の立場と自尊心を混同するな)

4 傾聴せよ

5 目の前の現象を神の啓示として見よ。結果が正しい。

  (全ての事象の意味を考えよ)

  忍耐、現状は過去の積み重ね。一日は一生の微分値。

6 本気であれ。変わらなければ未だ本気ではない。

7 自分の意思で選択せよ。

  (一歩前に。無意識な選択を止め、決断を他人に任せるな)

8 ビジョンを持ち、その実現に貪欲であれ。

9 合理的言い訳を無くせ。

10 いつも冷静で親切であれ。

11 心に巣くう恐怖心や、他人の否定的見解にたじろぐな。

12 世の中、まんざら捨てたものではない。

  (特に物事を前向きに考えるなら午前中)

13 常に楽観的であることは、自分の力を倍増する。

 

私の信条(パウエルの13カ条のルール)(1991年)

1 物事は最初に感じたほど悪くはないものだ。一晩寝ればよく見えるようになる。

2 怒れ、そしてそれを乗り越えろ。

3 議論にあまりにも自分を強く押し出しすぎないようにせよ。その議論が否定されたときには、自分もおなじ運命をたどらねばならない。

4 成せば成る。

5 結果をよく考えて行動せよ。

6 反対の事実をあげつらって、優れた判断の妨げになるようなことはするな。

7 人のことには口出しするな。人に自分の判断を任せるようなこともすべきでない。

8 細かいところを点検せよ

9 功績は分かち合おう。

10 平常心を保ち、人には親切に。

11 夢をもて。望みは高く。

12 自分のなかの不安や他人の懐疑心にはとらわれるな。

13 楽観的を貫けば鬼に金棒。

  責任ある地位に就くことは、往々にして人を怒らせるものだ。自分にどんなことができるかは、実際にやってみなければ決して分からない。

    米国統合参謀本部議長 コーリン・パウエル(Colin Powell)

      ボブ・ウッドワーズ著『司令官たち』(文芸春秋社 1991)

 注)『司令官たち』は1990年に起きた湾岸戦争を米国国防省内の人の動きで記録したドキュメンタリー。コーリン・パウエルは黒人で初の米国統合参謀本部議長。米軍の最高責任者としてこの湾岸戦争を遂行した。

 

パウエルの13カ条のルール(1995年)

第1 世の中まんざら捨てたものではない。

特に物事を前向きに考えるなら午前中である

第2 何でも我を忘れてやれば,必ず克服できる。

第3 自分の立場と自尊心を混同するな。

第4 やって出来ないことはない。

第5 何でも注意深く選択せよ。

第6 いい方向に向かっている時には、それに水を差すようなことを必ず言うやつがいるが,惑わされるな。

第7 他人の運命を決める事はできないのだから、自分の運命を他人に任せる事はない。第8 小さいことも見過ごすな。

第9 成果は仲間と分かちあえ。

第10 いつも冷静で親切であれ。

第11 ビジョンを持ち、その実現には貧欲であれ。

第12 自分の心に巣くう恐怖心や、他人の否定的見解にたじろぐな。

第13 常に楽観的であることは、自分の力を倍増する。

追加 「よい行いは必ず人の目に触れる」

 前米国統合参謀本部議長 コーリン・パウエル氏(Colin Powell)『日経ビジネス 1995.07.31』

 

2019-08-22   久志能幾研究所通信No.1307  小田泰仙

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