プロ(Profession)の仕事
ヨーロッパでは15世紀までプロフェッションとの称号は、宗教を司る人、法律、医学という3つの職業にしか与えられていなかった。この職業に共通する対象は、人間にとって最も大切な「命」や「心の持ち方」や「生き方」である。つまりプロフェッションは、神の付託を受けて執り行う職業である。プロと言われる人は、その使命感をもっているのが条件である。
語源
プロフェッションとは、宗教上の「公言、宣言、告白」を意味する professionに由来する 。profession は、動詞の profess と共に、「公に宣言する」の意味の profiteorの完了分詞 professusからできた(ラテン語)。
昔は、「自分はこれで食っていく」と「公に宣言する」と、それが「職業」とみなされた。プロとは、「自分にはこれができる」と世に「宣言する」人である。
意識と使命感
だからその意識と使命感のない人は、いくらお金を稼いでもアマチュアである。自分の職業に意味づけを持った人以外は全てアマチュアである。プロはその仕事に責任が伴う。
ご先祖からの神託
自分とは、神・佛の付託を受けてこの世に生を受けたと考えよう。綿々と続く家系のご先祖の現代の代表として、此の世に生かされている。それを思えば、どんな仕事についても、プロとしてやるべきこと、やってはならないことは自明である。お金の為や名誉の為ではないのだ。
そういう意識になれば、何のために働くのか、誰のために働くのか、なぜ働くのか、仕事の意味は何か、は自明となる。
前工程は神様
トヨタでは、「前工程は神様、後工程はお客様」という言葉がある。我々が仕事を与えられるのも神様仏様からである。だから「前工程には文句は言わず、与えられた環境で、自分にできる最大限の仕事をしよう」という考えがトヨタにはある。その考えがトヨタを世界一にした。
2019-07-29 久志能幾研究所通信No.1276 小田泰仙
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