癌の原因追及(5)人生道で出会うガン
自分の歩く道に、悪縁の汚れが溜まっていないだろうか、見直してみたい。人生のご縁は、人が運んでくれる。縁なき人生は、獣の道である。お世話になったらお礼をする。ご縁ができればお付き合いをする。出会いのご縁を大切にする。そんな基本的なことが出来ない人と付き合っても、運は開けない。縁なき衆生度し難し、である。
馬場恵峰書 2012年
時間制限
人生の持ち時間には限りがある。その悪縁の人と付き合うと、付き合うべきよきご縁の人と付き合う時間が無くなる。人生は選択なのだ。一方を選べば、もう一方は捨てねばならぬ。
縁の統計計算
人生道は、良縁にも悪縁に満ちた道でもある。それは正規分布に従って現れる。問題は悪縁に出会うと、マイナスの作用が2倍も大きいので、取り返しがつかない。下手をすれば人生が終わってしまう。だからそれは避けねばならぬ。
人生道で出会う超良縁は3%である。超悪縁は3%である。残りの94%は可もなく不可もなきご縁である。大体20%の良き人と付き合えば、人生は幸せである。
少し道を逸れると悪縁の道が広がっている。悪縁に誘うガンの匂いのある人とは、交際を避けるべきである。その嗅覚での選択能力が自分の人生を開花させ、実を結ばせる原則である。最近、やっとそのガンの匂いが分かってきた。
縁の場
縁は場に従う。ある場所、会合、組織、セミナー等でその縁のレベルが決まる。その縁の場に違和感を覚えたら、即、去ることである。私はそうやって危機を脱してきた。
ガン細胞
ガン細胞とは、人だけの問題ではない。人生の目の前にぶら下がる美味しいモノもガン細胞である。それをどれだけ我慢できるかが、人生を分ける。美味しいものとは、スィーツだけではなく、愚痴だけの赤ちょうちん、付き合いゴルフ、ゲーム、無意味なネットサーフィン、価値なきSNS、賄賂や接待が含まれる。ゲームやネットサーフィンのガンに侵されれば、時間を浪費し、脳が侵されてゲーム脳になり、人生航海で沈没である。WHОはゲーム依存症が脳に危険と警告している。人生では、もっと大事なことがある。
上海に熱中
その昔、会社にパソコンが導入された頃、ゲームソフト「上海」にハマり、多くに時間を使った。あと一回だけ、もう一回だけと、何回もやってしまうのだ。今思うとなんと多くの人生時間を無駄にしたことかと、悔いが残る。その時間を別の面に向ければ、人生が少しは変わっていたかもと思う。
最近は、電車に乗ると若い人が、スマホでゲームに熱中している。その姿を見ていると、日本の将来が心配になる。私の年金はどうなるのかと(?)。私の年金と日本の未来は若い人が背負ってくれるのだ。
時間の浪費 p 35
その原因はどこにあるのか? 君たちはあたかも自分は永久に生きられるかのように今を生きていて、自分のいのちの脆さに思い致すことは決してない。いかに多くの時間がすでに過ぎ去ったかを意識しない。時間なぞ無尽蔵にあるもののように君たちは時間を浪費している。そうやって君たちがどこの誰かに、あるいは何らかの事に与えているその日が、実は君たちの最後の日であるかもしれないのに。死すべき者のように君たちは全てを怖れ、不死の者であるかのようにすべてを得ようとしているのだ。
セネカ著「人生の短さについて」3-4(中野孝次訳)
馬場恵峰書 2006年
2019-07-03 久志能幾研究所通信No1244 小田泰仙
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