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2019年6月21日 (金)

九州新幹線「さくら」の魅力と不満

 2019年6月19日、久留米の真島消化器クリニックに行くため、新大阪から久留米まで九州新幹線「さくら」に乗った。その魅力と不満を記載する。

 結論は、「さくら」は遊び用の観光列車、「のぞみ」はビジネスマン向けの仕事列車である。車中で仕事をするなら「さくら」の利用はやめた方がよい。

 

シートの素晴らしさ

 「さくら」の指定席のシートが4列配列で、グリーン車並みである。前後の配置も広い。座席の機能はグリーン車のそれより少し落ちるが、東海道新幹線「のぞみ」の一般車両よりはるかに良い。

 以前に、「さくら」の指定席に座って、その豪華さと快適さに驚いたので、今回、2019年6月19日(水)の平日の朝、新大阪から指定席(新大阪9時17分発)を取ろうとしたら、満席だという。後で車掌に聞くと、平日でも、当日の予約は難しいという。その当日は、指定席が満席で、致し方なく、グリーン車で久留米に行った。自由席も立っている人が多かった。それほど人気の新幹線である。新大阪から九州に行くにはお勧めである。ただし混雑が激しいのが難である。

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 「さくら」指定席  Wikipediaより

 

ビジネスマン向けでない雰囲気

 しかし新幹線の中で仕事をしようとする人には、新大阪~博多間は山陽新幹線「のぞみ」がおすすめである。今回、新大阪から久留米までグリーン車を使用したが、ほぼ満席状態で、さらにその間、後席の老男女が喋りまくって、うるさかった。本来、グリーン車は空いていて静かである。グリーン車はビジネスマンが多く、PCで仕事をするか静かに寝ている。それが「さくら」では観光気分ではしゃいでいる客が多いのだ。またグリーン席の車両は半分しかないので、狭い感じがあり、圧迫感がある。

 

「のぞみ」に変更

 だから、帰りは方針を変え、久留米から博多まで快速電車(35分)で行き、博多から「のぞみ」に乗って帰宅した。「のぞみ」は、グリーン車が3両で、本数も多いせいか、車内はすいていて、快適に仕事をしながら、思索にふけりながら、気持ちよく帰宅の途につけた。九州新幹線「さくら」は、1時間に一本である。のぞみとは運行本数が格段に違う。

 「のぞみ」は1列車に3両のグリーン車だが、「さくら」のそれは1/2車両分しかない。だから、のぞみのグリーン車では、隣の席が90%の確率で空いている。ところがさくらは90%の確率で隣に人が座っている。隣の人がいないと、普通車の3倍の空間を占有できる。その分、仕事がはかどるため、私はグリーン車を利用している。だから車内で仕事をする人には、「さくら」は避けるべきだ。

 

2019-06-21   久志能幾研究所通信 小田泰仙

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