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2019年4月 7日 (日)

「自分の死に様」を選択

 自分が寝たきりになったら、餓死を選択したい。餓死は、苦しまず誰にも迷惑もかけずに死ねる。体中にチューブを挿入されて、胃瘻され、自分の意志を示せないまま、ベッドに括りつけられての死は地獄である。自分は、そうならないように体を労わり毎日精進している

 自分の城(体)は、自分で守れ。誰も自分の体のことなど心配してくれない。人の体を餌に金儲けを狙う輩が、うじょうじゅいるのが現代社会である。母からは、「男が外に出たら7人の敵がいる」と教えられた。

 

落日燃ゆ

 その昔に読んだ城山三郎著『落日燃ゆ』を思い出した。広田弘毅の母は老いて倒れ、息子に一目会いたいと思うが、外国に赴任中の息子には死に目に会えないと分かると、飲食を拒絶して餓死した。子を思う母の壮絶な死である。明治の母は毅然としている。この親にして後年の広田弘毅がある。東京裁判で一言の弁明もせず、ただ一人文官として死刑に就いた広田弘毅の母のエピソードは、私の頭の隅から離れない。

 

主人公

 その昔、大病を患って福岡、岡山、大垣、名古屋の8名の先生をわたり歩いたとがある。そこで体験したことは、自分の体の責任者は、主人公の己なのだ、ということだ「自分の城(体)は、自分で守れ」がトヨタ生産方式を作った大野耐一氏の教えである。自分が8名の医師のいう事を判断して、一人を選択して決断せねばならぬ。今までの経験と培った知恵を総動員すれば、大きな間違いはない。間違っても自分で決断したのだから、納得できる。それで失明の危機を脱した。 

 その決断を他人任せにするから、将来ベッドに縛り付けられる運命に追いやられるのだ。それは人生の主人公の座から滑り落ちることなのだ。

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 馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」(久志能幾研究所刊)より

 

子孫永宝

 子供達は日本の宝である。子供達が日本の未来を背負ってくれる。大人として子供に負担をかける死鬼衆になってはならない。美味しいものが目に前にあって我慢するのが辛くとも、子供達のことを思えば我慢できる。

 子供達が我々の年金を負担してくれる。年寄りが死ぬまで現役で働けば、小子化問題も多少は軽減する。それが自分への幸せとなる。

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 2013年3月27日、恵峰先生が岐阜で講演をされた時、抽選で当たった書

 

   『吾が人生の志天王』p95より

2019-04-07   久志能幾研究所 小田泰仙

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