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2018年11月14日 (水)

磨墨知152-3.  確信教に入信しよう

時間の富者

 時間は、全ての人間に平等に1日24時間を与えられている。時間貧乏人になるか、時間の富裕層であるかは、本人の意識と智慧の出し方如何である。

 「時間がない、忙しい、忙しい」と走り回っている人は、永遠に時間という富は手に入らない。それは、なぜ忙しいかの真因を考えないからだ。「忙しい、忙しい」と走り回っている人に限って時間がだらしなく、パチンコ店に入りびたりがちである。

 時間の富裕層は時間の有限性を知っている。その限られた一日のうちで、一定の時間を社会奉仕活動に費やすことは、限られた時間を有効に使う訓練になる。またその過程で、社会の実相を見ることができる。それが今後の自分の生き方を変える。

 

ユダヤ教の教え

 ユダヤ人は貧乏のときでも、収入の10%を必ず寄付する。それがユダヤ教の教えである。寄付をするとは、「私は富んでいます。皆さんに寄付をするだけの富があるのだ」と自身に言い聞かせること。自己暗示である。それが確信教のお勤めである。それにより稼ぐことを正当化し、稼いだお金で他者を助けるため、稼ぐことが大義名分となる。それ故、富者のような行動を取り、富者になる確率が高くなる。ユダヤ人の富裕層の割合は高く、ロスチャイルドや投資家のジョージ・ソロス、映画監督のスティーブン・スピルバーグなど世界的な成功者が数多く存在する。

 

寄付の効用

 寄付をしないとは「自分は貧乏だ、金が無い」と何回も何回も自分の潜在意識に言い続けることになる。潜在意識に沁みこんだ考えは、日頃の行動に反映され、貧乏人の行動を取り続ける。それで富裕層になれるご縁(機会)から日々離れていく。

 自分は豊かであると確信しよう。出来心で寄付するようではダメである。確信教として寄付をしよう。きっと豊かな心と時間を得ることができる。

 

倍返し

 時間をかけた社会奉仕活動は、お金の寄付より価値がある。10年後、元本に利子をつけて仏様が返してくれる。この世は奪った分が手に入るのではなく、与えた分が倍返しで返ってくる(五右衛門風呂の定理)。

 それが孫の代に返ってくる場合も多い。可愛い孫が大喜びすれば、それでよいではないか。今の自分の幸せは、ご先祖が積み立てた功徳の配当を得ているに過ぎない。

 与えない人は、何も与えられない。「自分信用金庫」の貯金は、ペイオフもなければ、差し押さえも預金封鎖もない。格付けAAAAの超安全資産である。

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寄付

 2011年、東日本大震災義捐金として、私は岩手県山田町と日本赤十字社に数回にわたり計50万円を寄付した。寄付をしたくても、できないご縁もある。寄付をできるとは福の一つである。

 しかし日本赤十字社経由で寄付をすると、2割が経費として寄付金から天引きされ、8割しか被災地に行かないと知人から聞いた。それは理不尽と思い、知人の助言に従って、以後は直接、山田町に義援金を送った。山田町では、寄付者名と使用用途がHPで公開される。

 日本赤十字社では、送った義援金の使用用途が公開されない。巷の噂では、大災害が起きると日本赤十字社本社のある飲み屋街が賑わうという。それを暴露した週刊誌は、予告された第二弾の報道がいつしか立ち消えになった。

 岐阜県・大垣市の日本赤十字社支社の会計報告でも、予算の2割に当たる経費の内訳は公開されていない。

 

2018-11-14 久志能幾研究所 小田泰仙

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