磨墨知67. 退場のタイムカードを朝に押そう
今日は何時に帰宅するつもり? 出社時の朝に、退社時間を決めよう。
私の入社当時(1970年代)は紙のタイムカードであった。残業時間の管理のためである。それから40年が経過して、フレックスタイム制になり、タイムカードが無くなった。定年退職時(2010年代)は、管理職も電子カードで入退室時間を管理されていた。産業医からの過労死防止対策で、労働時間管理の為、残業時間相当を60時間に制限された。
どんな仕事も終わる時間を決めて取り組むべき。どんな役職にも任期も命もある。自分はいつ退任するつもりか、心つもりをして、その職に就くべきだ。その覚悟がないから、惰性でその職に就き、職を汚すことになる。地方自治体の長の任期は4年、2期が常識である。それをだらだらと5期もやれば、大垣市の街も衰退する。歪も腐敗も起きる。それは世に害毒を垂れ流すこと。
新しい職場に赴任したら、1年目は様子を見て種をまき、2年目で改革の活動をして、3年目でその改革の収穫と後継者を育てて、その職場を去る。新しい職場についたら、3年後にその職場の退場タイムカードを押す予定を組もう。
自分はご先祖の御恩でこの世に生まれた。その時期は自由にならないが、この世を退場する時期は、おおよその目途がつけられる。還暦を過ぎたら死期を見定めて、定年後の「残業時間」の終わりを自分で決めたい。その覚悟がないから粗大ごみ扱いされる。
2018-10-05 久志能幾研究所 小田泰仙
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