警老の道、走る世間は痴鬼ばかり
ヒヤリ事例の状況
2018年9月18日、10時ごろ、私は市内の三差路で、左折中に右から来た老人の自転車と接触しそうになる、怖しいヒヤリ事例に遭遇した。幸い、接触には至らず事なきを得た。
私が前に車に続いて左折中に、後方から怒声が聞こえたので、私はその状況が理解できないまま、ひとまず車を止めた。相手は、車を止めた運転席の私に近づき「気を付けろ」と怒鳴った。私は状況も理解できず、平謝りをしたので、相手はふて台詞を残して走り去った。相手は、70歳くらいの男性の老人であった。
急いで帰宅して、ドライブレコーダーの画像を検証して、ヒヤリ事例の状況を確認した。これは最新の安全装置をつけても防げないヒヤリ事故であった。
右側の陰から自転車。その自転車は、一瞬、電柱の陰にかくれる。
私は前方の車と左前方を注視。逆光で右側は見にくい。
自転車は右電柱の陰に隠れている
自転車は、私が前車に続いて曲がろうとしているのに、止まると思って前進。
ヒヤリの原因
・私が、生活道路を走った。
他の道は、右折専用信号がなく、この経路が右折専用信号のある道であった。当日、基幹道路の車通行量が多かったので、安全上でこの道を選択した。
・私は、見通しの悪い左折の方から車が来ないか、左進行方向ばかりを注視して、右側の方向の注視が疎かになった。右折の方向の道は鉄道線路で行き止まりなので、車は滅多にこないため、来ないと思い込みをしていた。
・私が、一旦停止の場所で停止しなかった。
私は、前の4台の車が一旦停止線にも止まらずに、曲がっていったので、安全と思いこみ、続いて曲がってしまった。私を含めて全車が一旦停止違反違反である。それほど、ほとんどに車は、一旦停止もせず、左折側だけ確認して曲がっていく。下手に止まると追突される。
・相手の自転車の老人が前方安全無視で、5台の車が目の前を連続で左折していくのに、自分が走れば、車が止まると思って止まらずに直進してきた。私には、左前方ばかり気に取られて、右から来る自転車が目に入らなかった。
・相手の老人は、私を怒鳴りつけて、そのまま走り去り、次の見通しの悪い交差点を安全確認もせず、停止もせず、そのまま左折して視界から消えた。
・視界が逆光で、自転車の老人が目に入りにくかった。朝10時、東向きに太陽に向かって走行して、まぶしかった。自転車が太陽の光の方向に入っている。 ドライブレコーダーの画像もハレーションを起こして、自転車が見えにくい。
・その自転車にはバックミラーがなかった。私が中学生のころ(50年前)、学校から自転車にバックミラーをつける指導があった。今回は、その安全の基本さえ守っていない痴老人であった。
すぐ先の見通しの悪い4差路を、自転車の老人は停止せず左折
今回のヒヤリ事故からの学びと再発防止
・生活道路を走るべきではない。
・老人の自転車は、目もなく、ブレーキもない暴走車と思え。
・痴老の自転車は、見境なく地獄から飛び出してくると思え。
いたるところで、暴走運転の自転車は走っている。
スマホをしながら、走っている若者の自転車も多い。
・老人を含めて、自転車は交通ルールを守らないと思え。
・360度監視のドライブレコーダーを検討。
・高齢者には、自転車にも運転免許が必要。
地獄の口を開ける痴人
事故を起こせば、車側が一方的に悪者にされる。相手が転んで、あちこち痛いと訴えれば、一生その責任を問われるかもしれない。医者も、それを否定できず、治療費を稼ぐため、患者の肩を持つ。今回が、そうならなかっただけ、幸いであった。私は、安全運転には人一倍気を付けているが、今回は油断したようだ。下手すると、相手は当り屋であったかもしれず、大事に至らず、仏様にご加護されたと思う。この翌日は、墓参りの予定だったので、ご先祖様が守ってくれたのだろう。感謝。
2018-09-20 久志能幾研究所 小田泰仙
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