大垣の水まんじゅうフェイクニュースが痴呆拡散
今日、2018年6月11日10時から、大垣市議会の一般質問のTV中継が、大垣ケーブルテレビで放映された。3人の議員が「大垣市政100年記念行事」に関して一般質問をするというので拝聴した。2人目の質問者の岡田まさあき市会議員から、「水饅頭の食べさせ合いのギネス挑戦・記録達成」の経費使用用途の情報開示に関して質問があり、その途中で来週の「三島コロッケ食べさせ合いギネス挑戦」のニュースが報告された。これら一連の一般質問を拝聴して、大垣市政治の劣化ぶりに眼を剥いた。政治が劣化すると、大垣経済が衰退するのも当然である。
それでネットで検索すると、「平成30年6月17日、”みしまコロッケを使い、同時に食べさせ合いをした最多ペア数”に挑戦。日本大学三島高等学校の生徒のみなさんが企画して、日本大学三島高等学校 グラウンドにて」とある。
地方の三島市に痴呆病が伝搬
私は、先のブログで大垣の「水饅頭の食べさせ合いのギネス挑戦」は価値のない痴呆的なフェイクニュースだと断定した。それが、地方の学びの館「日本大学三島高等学校」に伝染するとは、日本も飽食病、虚名の賞取り競争病に汚染されて末期的症状だと呆れた。それを報道する毎日新聞も静岡新聞も情けない。学園最後の学校祭の行事なら、もっと知的な行事であって欲しい。それがコロッケの食べさせ合いでは、学びの館もあったものではない。学校側はどういう指導をしているのやら。だだでさえ、日大アメフトの不祥事がマスコミ紙上をにぎわしている最中である。日大の名が地に落ちる。
生徒発案の試みで、学校創立60周年の記念事業と位置づけているようだ。5千人規模での実施が目標だが、参加者や運営スタッフ集めに苦心しているとか。あたりまえだ、良識ある人は呆れている。後世の学生が見たら、学校創立60周年の記念の恥さらしであろう。もっと学校の将来の為になる企画は思いつかないのか。
大垣市議会議長の職務放棄
大垣市会議員も議会で「市政100年行事」に関する質問を3人の議員が行ったが、誰一人、「同時に食べさせ合いをした最多ペア数」に批判はなく、ギネス記録達成にお祝いモードである。それが大垣の市会議員のレベルである。恥ずかしい。
議会は、大垣市長の行政での暴走や愚行をチェックする責務がある。それが一緒の痴呆状態になれば、大垣市は衰退の一途である。6月3日のギネス達成の式典で、石川まさと市会議員議長が、一緒に、痴呆のようなにやけた顔でギネス認定員と写真に写っている様は、大垣の恥である。議会は行政に対して検察官の役目がある。その仕事を放棄して、大垣市長と共犯のように祝っているのは職務怠慢である。大垣市役所ロビーには、「祝 ギネス記録達成」と垂れ幕が飾ってある。この費用も血税であり、恥さらしの上塗りである。
2018年6月3日 石川まさと大垣市市議会議長とギネス認定人
行事予算900万円の使用用途が非公開。追及する責務が市会議員にある。
検察官の責務がある議会が監査を受ける立場の市長と一緒に喜んでいて良いのか。
大垣市役所内のロビー 恥ずかしい 2018年6月11日
大垣の水饅頭行事の会計は非公開
三島のイベントでは、コロッケは業者の寄付、参加者はボランティア、費用も寄付で募っていて、学校の校庭で実施であるので、まだ許せるが、大垣市は血税900万円を使い、市の職員を強制駆り出し、神聖な大垣公園で実施したから許せない。なおかつその疑惑に満ちた費用用途の公開を大垣市長は拒否している。業者との癒着を疑われても致し方あるまい。岡田議員がその疑惑に満ちた会計報告の非公開を攻めていたが、大垣市長は、のらりくらりと質問をはぐらかして答弁して馬耳東風であった。公開しては、まずいことがあるのだろう。
大垣市議会の痴呆茶番劇生中継
大垣市議会の一般質問審議の生中継を、今回初めて真剣に見たが、政治家の狸とキツネの騙し合いをみるようで、政治家の言い訳の仕方の勉強にはなった。税金の無駄遣いであることもよく分かった。一見、行政への詰問のはずが、ヨイショの一般質問も多い。市会議員は、行政のチェック機能の責務を果たしていない。「小川市長! この件は、やるのかやらないのか、イエス、ノーで答えて欲しい」と攻め立てても、のらりくらりとピントを外した回答ですませ、それが通ってしまう。石川まさと議長が「では次の質問者、どうぞ」と質問を打ち切り、質問者を排除である。質問者もそれ以上は追究しない。慣れあいのお笑い茶番劇である。一連の答弁で耳に残った回答が、「今後の研究課題としたいと思います」である。「思うだけ」だから、実施しなくてもなんら責任は問われない。無責任な返答である。こんなペースで,3億1,031万円の大垣市政100年記念行事の予算が浪費される。誰もチェックできない。
ここで分かったことは、一度予算が承認されると、行政がどんな使い方をしても、市議会には止める手段がないのだ。これは民主主義の政治ではない。共産主義国家と同じである。
民間企業の経営会議でこれをやれば、即、左遷である。会社はすぐ左前になる。
2018-06-11
久志能幾研究所 小田泰仙 HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite
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