日本はギネス社の植民地にされた
ギネス新興宗教団体の布教活動(ギネス世界記録®を目指せ)に騙されているのは、日本人だけではないか。その御神体は実体のない日本向けだけの世界記録ではないのか。地道な努力を放棄して、税金を無駄遣いして安易な虚名に踊らされる地方自治体の愚行が横行する。それは痴呆行政症候群。
大英帝国の末裔の狡猾さ
文末の記事は、ギネス社の「ギネスニュース」である。「同時に食べさせ合いをしたペア数」の別バージョンである「食べさせ合いをする最長のリレー」の記録の広告HPである。これを見るとばかばかしくなり、ギネス社の陰謀が透けて見える。
金儲け主義のギネス社に乗せられた地方都市の痴呆お役所の人間が嘆かわしい。1年もたたず簡単に世界記録が更新される世界記録にどんな価値があるのか。地方の名産の食べさせ合いで世界記録を達成しても、町おこしの一時的な宣伝にはなるが、費用対効果の薄い金の使い方である。知恵も工夫もなく世界記録が得られるので、その記録は1年もたたず破られて紙屑同然となる。その記録達成用の費用の多くが税金である。狡猾なギネス社に乗せられて、安易な成果を求めるお役人は、狡猾な英国企業のカモに成り下がっている。さすが世界の無力・無知の国を植民地にして、その生き血を吸って繁栄した大英帝国の末裔のやることである。
日本精神の文盲化作戦
このギネス記録追及の狂奏曲は、日本人の知性を低下させ、目障りな日本人を世界の経済戦争の場から追い落とす深慮遠謀な戦略としか思えない。
2017年の「おにぎり食べさせ合い」では「前記録を大きく上回り、吉川市の記録が晴れてギネス世界記録に認定されることになった。「一生の思い出になります!」と参加者も顔を輝かせていた。」(チイコミニュース2017/04/14掲載)とは痴呆症状である。この表現はどのマスコミでも同じで、思考回路が止まったマスコミ表現である。もっと別の視点はないのか。マスコミはギネス社の回し者か。
当時の英国の植民地政策の基本は、原住民を文盲のままに置く。ギネス社は、現地人の日本人を精神の文盲に陥れている。ギネス社は黙って、心の中でにんまり。これで120万円の売上。笑いが止まらない。
ギネス社の売上は、ギネス世界記録申請登録料で70万円、ギネス記録認定人派遣費用が50万円。きっと税金を使った夜の接待もあるのだろう。認定式のお笑い儀式で、ギネス公認認定員の笑いをかみ殺した顔が興味深い。後はマスコミが勝手に宣伝をしてくれる。笑いが止まらない。
世界記録と言いながら、なぜ日本の記録しか出てこないのか。常識で考えれば日本の記録の間に他の国の記録が入ってくるのが自然である。世界の常識ある人たちが、こんな愚行に興じるわけがない、が私の感想である。
2018年6月3日 ギネス公認立会人と大垣市長 大垣公園で
税金の無駄遣い
もっと地道で、費用対効果が上がる方策を考えるのが、為政者の義務である。それじゃ守銭奴の反対の漏銭奴である。血税を大事に使うことを放棄して安易な方策に走っている。それに乗せられているマスメディアも情けない。そんな愚かな体質だからテレビ離れが進む。新聞離れが深刻化する。当然だ、己で己の首を絞めているからだ。
世界記録は簡単、アホを集めるだけ
金と餌だけを出して、上司命令、市長命令の組織力で人を集めれば簡単に、世界記録が達成できる。知恵も努力も汗もいらない。何かおかしくないか。下記の記録達成のギネスニュースの後に、記録更新を目指す乞食行列が目白押し。
2017年の吉川市制20周年記念事業で「おにぎり食べさせ合い」で850組。2018年の大垣市制百周年記念で「水まんじゅう食べさせ合いで」で1513組。そのわずか2週間後に、日大三島高校60周年記念で「コロッケの食べさせ合い」で2500組が予定されている。
これらの一連の世界記録達成のドタバタ劇は、お笑いを通り越して、深刻な日本人の精神の焦土化作戦の敗戦記録である。安易な虚名欲しさの乞食行列のオンパレードである。日本はどうなってしまったのか。日本の心は、英国の植民地にされてしまった。狩猟民族の考えでは、騙す方は悪くない。騙される方がアホなのだ。英国ギネス社の勝利なのだ。
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以下はギネスニュースのHPの記事。
長い列をつくって食べさせ合う記録、遂に1,000人越え!ギネス世界記録で地域活性!
2016年11月5日、同記録のギネス世界記録が更新されました。この記録は日本においてとても人気が高い記録で、これまで、日本全国で様々な地域の団体が挑戦し、記録を更新し続けてきた記録になるわけです。 このことが意味することは非常にシンプルで、挑戦が繰り返されればされるほど、記録の数字はあがり、難易度はアップしていくことになるわけですね。食べさせ合い」が人気である理由は、ズバリ! 多くの地域や企業、団体が、自分たちの土地の食べ物を世界に向けて発信したいと考えているからです。ちなみに、同記録への日本でこれまので記録を保持者は以下のような団体、企業となります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ これまで達成されてきた「 食べさせ合いをする最長のリレー | Longest relay of people feeding each other 」のギネス世界記録
- 2014年3月23日、グリコ・グループが達成した252 人(東京都)。『ポッキー』や『プリッツ』を食べさせ合いギネス世界記録達成!
- 2014年8月22日、 °C-uteと彼女たちのファンが更新した346人(東京都)。アイドルグループの°C-uteが見事にファンを先導して世界一に!
- 2014年10月11日、長良川鮎回廊づくり実行委員会が主催し記録となった459人(岐阜県)。長良川の鮎をお互いに食べさせ合いっこして記録更新!
- 2014年11月8日、JA壱岐で記録更新された555人(長崎)。JAが壱岐牛焼肉を使って挑戦!
- 2015年4月26日、岩崎食品で更新となった628人(長崎県)。長崎県の記録保持者に、挑戦者として長崎角煮まんじゅうで挑み、見事、奪取!
- 2015年11月8日、鳴門市で更新された703人(徳島県) 。市をあげて挑んだ記録挑戦でした。
- 2016年11月5日、 瑞穂市商工会が主催し更新した1,026人(岐阜県) 。遂に1,000人を突破することに!
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2014年3月~2016年11月の間の2年半あまりで、日本において、7つの団体、組織によって記録挑戦されてきた記録なのです。そして2016年に入って、はじめて記録に挑戦した岐阜県瑞穂市は、前記録を300人以上を上回る1,000人越えの記録で富有柿を食べさせ合い、リレーしていったのでした。
各地 、各団体ともに地域活性の肝となる地域の人の一致団結を促すことができて、なによりテレビや新聞などメディアで数多く取り上げられたことで、それぞれの目的である「地場の食べ物を世界に発信する」ということについては、目的を達せられたようです。おめでたいことですね!
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まことにおめでたい日本人たちだ。こんなことで日本の未来はどうなってしまうのか……..。この手口は、怪しい新興宗教団体の勧誘の手法である「貴方だけ特別扱いですよ(貴方だけが世界記録ですよ)」と同じではないか。金さえ出せば、ギネス世界記録®を達成する手段と方法を提供してくれる。剛腕経営者の日大田中理事長さえ、コロッと騙すギネス社は偉い! 6月17日の日大三島高校60周年記念「コロッケの食べさせ合い」で2,500組の世界記録挑戦に注目です。
2018-06-16
久志能幾研究所 小田泰仙 HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite
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