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2017年11月26日 (日)

お詫びと訂正

 2017年11月25日のブログで、大垣城の外堀の石垣は、400年前と報告しましたが、大垣の歴史の専門家に再確認をしたところ、間違いであることが判明しましたので、お詫びと訂正をいたします。

 大垣城の内堀は石垣で積んだのですが、水門川を利用した外堀の土手は、江戸時代までは自然の泥壁であったとのこと。現在は、内堀が埋め立てられています。水門川を利用した外堀は、治水として明治・大正・昭和初期に石垣が整備されたようです。詳細は不明とのこと。この外堀の石垣は、今見ても緻密な石組みで、現在の職人で、これを再現するのはかなり困難であると推定されます。何とか外見だけでも、この100年間程、大垣を支えたの歴史遺産として残して欲しいものです。すぐそばに高層ビルの市庁舎を建てるので、その建物の圧力で今の泥の構造の壁のままでは、耐荷重が持たないようです。

 今回の事例で写真を眺めると時代考証に少し疑問点が湧いてきましたので、再検証するため、100~400㎜の望遠レンズとフルサイズのカメラで石垣を再撮影した。その写真を詳細に確認して、昨夜から今夕に掛けて、市の有力者・専門家の5名ほどを訪ね歩き、根ほり葉ほり聞きまくって上記のことが判明しました。「400年前の石垣」という伝聞は、歴史の素人(市の有力者)からの話しで、それが誤報であり、それをそのまま信じた私の責任です。歴史事実の裏を取るのは専門家に確認する必要があります。今回の誤報に対してお詫び申し上げます。

 

2017-11-26

久志能幾研究所 小田泰仙  e-mail :  yukio.oda.ii@go4.enjoy.ne.jp

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