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2017年10月23日 (月)

大垣市道路行政の失政と対策

 大垣市には南北を流す基幹道路が3本しかない。そのうちの2本は片側1車線のアンダーパスのある道である。そのため、いつも朝夕の渋滞を引き起こしていて、大垣市の経済活動の損失となっている。大垣都市計画として、南北を通す新しい道路の建設が必要である。

 大垣市の南北を通す道路は、大垣駅東側の片側2車線の国道258号線の道路とその西側に室村町アンダーパスの片道1車線の道路があるだけである。大垣駅の直ぐ東側には林町アンダーパスがあるが片側1車線で道が曲がりくねっていて基幹の道路とはなっていない。

 

室村町アンダーパス水没

 2017年10月22日の台風21号の影響で、その基幹道路の3本の内の2本が水没して通行止めとなった。建設が古いので排水の設計が不適切である。この道の水没は頻繁である。水が出ると冠水しやすい地域が多い大垣市は、アンダーパスではなくJRとの立体交差の道路建設が必要である。また現状の改善として排水能力の向上が必要である。

林町アンダーパス水没

 大垣駅の直ぐ東側の林町アンダーパスも冠水で通行止めである。これも建設が古いので排水の設計が不適切である。このエリアには大規模小売店のアピタがあるが、道路が全く整備されていない状況で、この大型施設が誘致された。アピタの周りの道路は片側1車線で道が曲がりくねっていていつも渋滞で、基幹の道路の役目を果たしていない。

 大垣市の西側の木戸町にもアンダーパスがあるが、建設が新しいので排水の設計がしっかりされているので冠水はない。

 

道路行政の失政

 大垣市は、新市庁舎の建設よりも、南北の基幹道路の建設の方が、優先順位は高い。大垣市の経済の生命線は、道路である。新市庁舎ではない。水を治める者は国を治める。市長として、水の統治、経済の血路の道路の治世ができなければ、市長失格である。このアンダーパス冠水の事態は、今回が初めてではない。大雨の度に起こる人災である。何年も前から分かっていて毎度起こる事態である。水害の災害に対して、市は全く学習能力がない。市長の役目は、市民の安全な生活の確保である。それを放置して起きた道路の水没は、大垣行政の失政である。今回も含めて今までの冠水は、それを放置した大垣行政マンの怠慢が原因である。すべては人の問題である。なにせ新市庁舎の建設で頭がいっぱいで、市民の生活は眼中にない。「平成29年度 大垣市予算主要事業一覧表」に問題解決の道路の計画さえもない。

 

図1~4 冠水した大垣市室村町アンダーパス 2017年10月23日09:50

 

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2017-10-23

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

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