自分が自分でなくなっていく「死」の恐怖
この数年間、国家資格の受験勉強をしてきたが、この受験戦争では挫折の繰り返しであったが、その過程で試験合格以上の大切なことを得た。それは体の劣化、特に血管の劣化の発見で、それの根本対策への目覚めであった。そのまま放置すると、あと10年もしないうちに、脳梗塞か脳内出血、心筋梗塞、失明等で成仏するか、認知症になるところであった。
この数年間、かなり精力的に受験勉強をしてきたが、少しも成果が上がらない。それどころか試験の成績が下がり気味であった。冷静に分析をしたところ、己のエンジン(心臓)、CPUと配線(脳内血管)の劣化であることに思い至った。この数年の眼の病気も含めて推察すると、全身の10万kmにも及ぶ血管の内部にコレステロールのカスがこびり付き、それが高血圧の原因となっていた。血管の内径が細くなってきたので、血流を保つため、血圧を上げる自己調整機能が働いて高血圧になっていた。当然、脳内や眼底の血管も同じ状況である。それが一番弱い箇所である眼や脳内の血管に来て記憶力の低下に至っていた。それを対処療法で降圧剤を飲むから、頭や眼の血のめぐりが更に悪くなり、眼の病気や記憶力の低下となる。これでは受験戦争や人生の戦いに勝てるはずがない。
受験勉強での記憶力の低下は、認知症や死の病に至る前兆である。この状況を放置すると、本物の認知症になる。認知症とは、記憶が段々と薄れてゆく病気である。過去の様々な経験や対人関係の葛藤を記憶していてこそ、その人の人格の形成がある。しかし人間からその苦労の記憶が無くなれば、人間の仮面を被った中身のない人(生物)に成り下がってしまう。妻や親との苦楽を共にした記憶があってこそ、肉親である。それが子や妻を認識できなければ、肉親とは言いがたい。必死に介護をして親から「お前は誰だ?」では残酷である。親の徘徊を防ぐためベッドに縛り付ければ、「お前は鬼か」と罵られて家庭生活は地獄に変わる。
国家試験に受からない真因が分かったので、対処療法ではなく根本療法として、運動の改善(チンタらした散歩を中強度に変更)、食事の改善(添加物まみれの食物を断ち、血管内部のコレステロールを下げる食事療法等)、嗜好品の改善(断酒、甘いものを断ち、油っこいものを断ち)、減量の取り組み(週一で断食)をした。
その成果として体重が5キロ減り、血圧も下がり、体調も劇的に良くなった。この取り組みを継続中である。これで自分が自分でなくなってしまう「死」を少しでも先延ばしできたと思う。朝起きてまだ息をしていることは、まだこの世でやることが沢山あるとの佛様からのメッセージである。
ネットで真島消化器クリニック(久留米市 tel:0942-33-5006)の情報にたどり着き、診察を受けて対処療法ではなく、真因を無くす治療を始めた。真剣に病気の原因を探すという行動が、ご縁にたどり着いた。
http://majimaclinic22.webmedipr.jp/
2017-08-23
久志能幾研究所 小田泰仙 HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite
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