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2024年9月 2日 (月)

「DIE with 魂の遺作 & 少々の金」が上、「DIE with ZERO」は中、下は......

 

 大金を遺して死んでは、ただ働きして奴隷として死ぬのと同じ。

 遺産の大金は、遺族間でいさかいの元、子供を堕落させる。

 ジョブズは自分の健康を省りみず働き、240億ドル(約3.8兆円、1ドル=160円換算)の財産を残して、56歳で亡くなった。死因はすい臓がんである。彼は3兆円分のタダ働きをして亡くなった、と同じである。

 

 体はカネを稼ぐための道具である。その道具の健康管理と保守点検を放置して、それ対してお金と時間を使わないと、天から罰を受ける。体は天からのリース品である。

 お金は人生劇場での各歌劇に出してもらうための経費だ。お金を使わないと良いオペラに出演できないし、良い配役も得られない。良いご縁にも出会えない。その場所に出向くにもお金がかかる。それをケチるから、良い出会いにも恵まれない。

 人間として生まれた以上、ご先祖から頂いた体で、健康で働き、稼いだお金を自身の成長のために使い、世に尽くして、後世に役立つものを遺して死んでこそ、生きた証がある。

 

 お金はあの世には持って行けない。お金を使うのにも時間と体力が必用だ。何億円も稼いでも、生きている間に使い切れにない。

 その前に稼げない現実がある😿、それにつけても金の欲しさよ……。

 

 必要以上にカネを稼いで貯めるのは、ただ働きと同じである。それよりも自分の人生を有意義に使うことに時間を使った方が良い。時間は有限なのだ。人は生老病死である。生は偶然だが、死は必然である。死ぬ時にサムマネー(葬式代)が有ればよい。

 

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 馬場恵峰書

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偉大なる遺産

 最良のお金の使い方は、自分の魂を成長させ、その魂を後世に遺すこと。魂とは、日本人の歴史である。自分の思想に共感してもらえる弟子を遺すこと。例えば、佐藤一斎、渡部昇一、馬場恵峰先生等である。

 この知的巨人は、カネを遺さなかったが、偉大な遺作を数多く残した。それに影響を受けた人を多く生み出した。

 この3名の師は、今でも私の読書の世界ではまだ生きている。多くの魂に響く教えを頂いた。感謝

 

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 言葉は佐藤一斎、書は馬場恵峰  陶板への書

 

2024-09-02  久志能幾研究所通信 2929号  小田泰仙

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