アウシュビッツ収容所の教え、本箱を2個新購入
私の生きるための糧の一つは情報、本である。それが増えるのは私に喜びである。その胃袋が満腹となると、餌を食べたくても、食べられなくなる。本箱も同じで、本を置く場所が無くなると、本を買えない。
2022年2月7日、本箱を2個追加導入した。幸せである。今回購入した本箱は、幅80cm、高さ180cmのスチール製の本箱で、一個1万円ほどの製品である。別宅で場所が確保できたので購入した。これで別宅には合計11個の本箱が鎮座する。
この一個の本箱に約150kgの書籍が入る。今までに本宅、別宅に約4トンの本や資料が溜まっている。これでプラス300kgの資料を入れる余裕が出来た。
新しいコップ
新しい情報を入れるためには、空きを作らねばならない。いくら良い情報でも、頭が空っぽでないと受け入れられない。洗脳で頭が凝り固まっていると、新しいことは受け入れない。それを老化という。コップに一杯水が入っていると、それ以上には水は入らない。水を出すか、新しコップを用意しなければならぬ。だから私は新しいコップを用意した。
常に書籍や雑誌から新しい情報を仕入れて、そこから生きる元気をもらうのが私の健康法である。
アウシュビッツ収容所の青春
人は肉体が老いても、精神的に元気な人なら青年と同じである。しかし肉体が若くても、精神的に老いれば、老人と同じで死は近い。第二次世界大戦下、アウシュビッツ収容所でも、若いユダヤ人が絶望してどんどんと死んでいった。精神医師のヴィクトル・E・フランクルは、強制収容所を出た後の人生を夢見て、元気を装い強制労働をこなして、ドイツ敗戦後、死のアウシュビッツ収容所から生還した。
ドイツ強制収容所の死亡率79%、ユダヤ人の死者434万人。
ドイツ強制収容所から生還し、その体験を記した『夜と霧』の著者(心理学者)、ヴィクトル・E・フランクルがとった行動とは、
◇ 働ける体であるように見せる
働ける状態でなければ、自動的にガス室行きである。彼は常に若く見えるように、立ったり歩いたりする時は背筋をピッと延ばしていた。若く見えるように髭を毎日剃った。最後のパン一切れを人に与えても、ガラスの破片で髭を剃ってもらった。
◇ 病気にならない
病人になれば、自動的にガス室行き
◇ 常に未来を信じる
近い将来、講演会で自分が演説している姿を思い浮かべた。
◇ 収容所での苦しみは意味があると認識
無意味だとすると生きることの価値が無くなる
◇ 愛する人との魂での会話
◇ 感動を失わない
沈みゆく太陽の夕焼けの風景に感動
◇ ユーモアを失わない
自分を見失わない魂の武器
私も3年前に癌で余命宣告された。アウシュビッツ収容所に収監された心境である。こんなことで死んでたまるかと、元気を作る取り組みをしている。その糧の一つが本である。だから家を買い、本箱を買った。
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2022-03-04 久志能幾研究所通信 2322号 小田泰仙
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