« 般若心経の「苦集滅道」とはPDCA | メイン | 共食いの観音様 キアノンEOS R5 ピンボケに »

2020年8月22日 (土)

大垣没落の原因は、祈りなき小川敏の驕り

 小川敏の大垣行政には、「苦集滅道」はない。現状把握として、データを「集」めもしなければ、人の「道」も歩かないので、現状の「苦」(大垣衰退)は無くならない(滅)。あるのは小川敏の驕りだけ。

 驕りとは、利権、名誉、意地に執着して、回りが見えなくなること。そこに謙虚さも反省もない。だから仕事でPDCAを回さず、この19年間、同じ過ちを繰り返し、大垣を没落させた。小川敏は、その驕りから、前後が見えなくなり、次期市長選で6選をめざすという暴挙に走っている。

 過去19年間の恥さらしを、謙虚に祈りを込めて振り返れば、そんな暴挙はできないはずなのに。

 「終戦」も「援助交際」と言い換えて、現状把握を正しくしないのは、まるで不幸にあって、神社仏閣から頂いたお札を貼って、災難から目を逸らし、悩みから逃れるが如きである。事件の真因を追求せず、対策が対処療法ですませるから、少しも問題が解決しない。

Photo

 苦の原因は全て小川敏である。

 

小川敏の2010年

 大垣市長の小川敏が、2010年から毎年、大垣駅前商店街の活性化として「元気ハツラツ市」行事を開催している。それが大垣駅前商店街の没落に拍車をかけて来た。商店街が「元気ハツラツ市行事」の運営方法に怨嗟の声を上げても、利権を得ている実行部隊は、聞く耳を持たなかった。誰かが美味しい餌を食べている。10年間で1億円の市民税が投入されたが効果ゼロである。その会計報告もない。汚職が疑われる。

 

小川敏の2016年

 2016年に「大垣中心市街地活性化計画」という「御祈祷お札」を新たにぶち上げた。それを隠れ蓑として、小川敏は県下一豪華な新市庁舎を建てた。しかし、その対策でも大垣市が寂れ続けたのは、その衰退の真因を解明せず、大嘘のお札を貼っていたからだ。だから大垣中心市街地は少しも活性化しなかった。その没落傾向は少しも改善しなかった。

 

小川敏の2019年

 小川敏は、2019年に「大垣未来ビジョン」をぶち上げた。それは「大垣中心市街地活性化計画」が大失敗に終わったので、その目くらましである。「大垣大虚殿」に貼った恥の上塗りお札である。その計画書(ビジョン)には、なぜ今までの計画が失敗したかの反省はナイ。なぜ大垣市が没落したかの解析は無い。「苦集滅道」の「集」をやっていないのだ。小川敏は正しい「道」を踏み外している。

 

大垣駅前商店街のご臨終

 小川敏が市長になって、19年前は大垣駅前商店街のシャッターが下りたお店の率(閉店率)は約20%であった。それが2011年に約40%になり、2015年には約60%になった。2019年、ヤナゲンが閉店すると、その閉店率は80%にも達した。現在はほとんどのお店がシャッターを下ろした。これだけ目に見えて没落しているのに、小川敏には現実が見えていないようだ。見えていないから小川敏は何も手を打たない。そのデータ解析(集)をしていないのだ。小川敏は絵空事の活性化計画だけを作って、自己満足している。これだけの惨状を認識できないのは、政治的認知症ではないか。

 これだけ大垣駅前商店街が没落しても、小川敏は、大垣駅前商店街活性化で功績があったとして、2019年に大垣商店街組合理事長の小倉俊之に市民功労賞を贈っている。政治的認知症で狂っているとしか思えない。

 

市政100周年記念行事というお札

 2019年、小川敏は、大垣市制100周年記念行事として3億5千万円のお札を大垣中にばらまいた。その行事は、全て一過性の行事で、泡と消えた。その利権に群がった業者は数知れずである。その汚職が市井で噂されている。しかし、大垣経済には何の貢献もしなかった。その翌年の公示地価は、例年の如く19年間連続で下落である。他市はリニア景気で公示地価が上がっているのだ。

 

神の審判

 小川敏が市長になって、連続19年間、大垣市の公示地価は下がり続けている。市場の評価は神の如くである。公示地価は、行政の通信簿である。行政が優秀なら、公示地価は上がり、都市の付加価値が向上したと評価される。小川敏は、市場から無能な市長との烙印が押されたのだ。

 

大垣市の人財育成への腐の貢献

 小川敏が市長になって、大垣市の職員の給与は、岐阜市のそれを抜いて県下一になった。大垣市を没落させても、給与は高いのだ。

 反面、大垣市の児童生徒一人当たりの教育費が県下最低となり、その財源が、大垣市の職員の給与に振り向けられたようだ。要は小川敏が子供の教育費を食い物にした。それで10年後の大垣の没落が確定的になった。大垣市の児童生徒一人当たりの教育費は、刈谷市のそれの半分である。大垣市は将来のフリーターの生産拠点となる。悲しい現実である。子供への教育費と、将来の年収は比例する。

 大垣市教職員の年間給与は、岐阜市のそれよりも200万円も低い。

.

小川敏の人徳の無さ

 人徳とは危機状態の時、それが露見する。今回の新型コロナウイルス騒動で小川敏の行動がそれを明確に示している。市民が仕事がなくなり苦しんでいるのに、大垣市民に対する支援が、小川敏は冷酷なのだ。大垣市民一人当りへの支援は、海津市のそれの10分の1以下である。それを如何にも大判振舞いしているかのように、新聞紙上で宣伝している。人の道から外れている。

 小川敏は、このように市民に対して資金を出す方はケチっているが、貰う方の寄付受付は、他市よりもダントツに多い。吝嗇の典型である。

.

大垣市の教育は県下最低レベル(2019年)

      一人当り予算   児童生徒数 

         千円  大垣100で   人

 多治見市    735    158    8,862  

 岐阜市     529    114    32,074  

 可児市     517    111    8,352   

 大垣市     465    100    14,400  

 各務ヶ原市   445     96    12,525   

 刈谷市(愛知県)918    197    11,120 

 

 大垣市・岐阜市の職員給与

      一般職     教育職

 大垣市   665.62万円  529.61万円  2016年

 岐阜市   639.87万円  738.09万円  2014年

  給与.comより https://kyuuryou.com/city/212016/?nendo=2014

.

大垣市の地価

         大垣市地価平均   前年比変動率

 2001年[平成13年]   12万4222円/m2  -7.98%  下落 小川敏市長就任

 2002年[平成14年]   10万8425円/m2  -10.10%  下落

 2003年[平成15年]   9万6470円/m2   -9.65%  下落

  2004年[平成16年]   8万3482円/m2   -8.56%  下落

 2005年[平成17年]   7万3836円/m2    -7.04%  下落  小川敏市政2期目

 2006年[平成18年]   7万2277円/m2    -4.20%  下落 

 2007年[平成19年]   6万8535円/m2   -1.85%  下落

 2008年[平成20年]   6万9942円/m2   -0.16%  下落

 2009年[平成21年]   7万1687円/m2   -1.40%  下落 小川敏市政3期目

 2010年[平成22年]   6万7237円/m2   -2.82%  下落

 2011年[平成23年]   6万5702円/m2    -2.36%  下落

 2012年[平成24年]   6万3941円/m2    -2.41%  下落

 2013年[平成25年]   6万3216円/m2    -2.13%  下落 小川敏市政4期目

 2014年[平成26年]   6万1898円/m2    -1.31%  下落

 2015年[平成27年]   6万1495円/m2   -0.78%  下落

 2016年[平成28年]   6万0585円/m2    -0.57%  下落

 2017年[平成29年]   6万0692円/m2    -0.50%  下落 小川敏市政5期目

 2018年[平成30年]   6万1540円/m2    -0.39%  下落

 2019年[令和元年]   6万2036円/m2     -0.47%   下落 

   2020年[令和2年]  6万1718円/m2        -0.55%  下落 

 

大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより 

 ※変動率は、各地点の変動率の平均となる。(平均地価の変動率ではない)

  https://tochidai.info/gifu/ogaki/

.

2001年の地価を100として2018年の地価は

  (公示地価、基準地価の総平均)2001年より小川敏が市長就任

  高山市   90.0

 美濃加茂市 71.8 *

 岐阜市   65.3 *

 多治見市  59.4 *

 大垣市   49.5

 名古屋市  145.1

 刈谷市   107.2

 安城市   99.0

 岡崎市   94.3

 大府市   90.2

 一宮市   75.0

      *印は2019年

    大垣市の公示地価      https://tochidai.info/gifu/ogaki/

.

市庁舎費用比較

 新市庁舎の建設費、大垣市は県下一豪華

      人口  新市庁舎費用  市民一人当たり負担

 大垣市   159千人  126億円  79千円(県下一)

 岐阜市   406千人  266億円  65千円 

 各務ヶ原市 145千人   83億円  57千円

 多治見市  107千人   52億円  48千円

P1070427s

P1070429s   大垣市新市庁舎

.

コロナ対策費比較

            大垣市     海津市

人口          158,832人    33,004人(2020年1月1日)

令和2年度一般予算    603億円     150億円

コロナ対策費       2億円2480万円   5億円

市民一人当たり対策費   1,415円   15,149円

 

子供へ         5千円ギフト券    1万円を補助

市民へ          なし       3000円の買い物券

新生児に        なし        1万円を補助

一人親限定で      2万円

(数が少ない)

市長給与の減額     なし    市長の給与を 20%減

(財源確保)            副市長の給与を15%減

教育長の給与を10%減

        口先、カッコだけの対策  長が痛みを感じる対策

参考

小川敏コロナ対策は大便ごとき、海津市 ... - 久志能幾研究所通信

.

一般会計に占める寄付金比率比較

  令和2年度一般会計収入 うち寄付金額 比率

大垣市    603億6000万円  7.24億円  1.20%

岐阜市   1790億1000万円  2.10億円  0.12%

多治見市   417億5368万円  0.64億円  0.15%

高山市    422億3779万円  0.06億円  0.014%

刈谷市    607億8000万円    0.02億円   0.003%

.

2020-08-22 久志能幾研究所通信 1716  小田泰仙

累計閲覧総数  198,777 

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

コメント

コメントを投稿