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2020年2月21日 (金)

ラム酒漬けレーズンパン、マーガリン入りで有害

 私はラム酒漬け葡萄の入ったレーズンパンが大好きで、月に数度、大垣駅近く大規模小売店舗内のパン屋で購入していた。一月ほど前、その成分表に目が行き、そのパンの成分にマーガリンが入っていることを発見して、驚嘆した。マーガリンは私にとって毒なのだ。それでそれ以降、そのパンを買うことを止めた。また、そのパン屋の健康に対する取り組みに疑問を持ち、そのお店でパンを買うことを止めた。

 

マーガリンとは

 マーガリンとは工業用プラスチックで、人間が食べるものではない。マーガリンはバターの代用ではない。マーガリンに含まれるトランス脂肪酸は、脳梗塞や心臓病のリスクを高めるため、世界で規制の動きが高まっている。トランス脂肪酸は、植物油などの液体状の油脂や、マーガリン、ショートニングのような固形状の油脂を製造する加工工程で生成される。

 

フレッシュ

 コーヒに入れるフレッシュに、ショートニングが入ってる。フレッシュは牛乳から作られるわけではない。人造の疑似ミルクである。だから常温で1年も2年も放置しても腐敗しない。だからそれは人間の食べるものではない。猫でもハエでもゴキブリでも見向きもしない。だから私はコーヒをブラックで飲む。

 

欧米の規制

 欧米の専門機関やWHО(世界保健機構)は、トランス脂肪酸の摂取を総エネルギー中で1%以下にするように勧告した。

 デンマークでは、2003年から国内で販売されるすべての食品の油脂中におけるトランス脂肪酸の含有量を2%以下に制限された。違反者には最高2年の禁固刑が科される。

 2008年、ニューヨーク市では、トランス脂肪酸を含む油脂製品の使用を禁止した。

 米国、カナダ、韓国は、加工食品など4種類の油脂について、含有量表示を義務付けた。あの中国でさえ2011年からトランス脂肪酸の表示を義務化した。

 

日本の野放し

ところが日本では(役人の利権がらみと推定)、その摂取量が少ないとして(大嘘)、基準値の設定や表示の義務付けはなく、野放し状態である。きっと役人の天下り先を優遇しての処置である。

 

法律違反

 日本では食品衛生法第6条で「有害な物質が含まれ、またはこれら疑いのある食品は販売、製造、輸入、加工、使用、調理、陳列してはならない」と明記されている。トランス脂肪酸は有害であることが明白で、この条文から、トランス脂肪酸を含む食品は販売、製造はもとより陳列しても違法なのだ。

 こんな日本の食品業界にド甘い行政姿勢だから、これが原因で日本だけが癌死が年々増えていると推定される。欧米は癌の死亡率が年々下がっているのに、日本だけ異常である。

 私は昨年、癌に罹患したので、再発防止のため少しでも疑わしい食品は避けている。その危険性を皆さんに伝えるため、この記事を書いている。

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船瀬俊介著『あぶない抗がん剤』(共栄書房 2018年)より引用

 

 

マーガリンの弊害

 最近、ショートニングは皮膚障害にもその原因となるとの研究結果も発表されている。50年ほど前、私が子供の頃は、アトピーなどは無かったし、聞かなかった。しかし日本が経済高度成長期になると、食生活が洋風に激変して、バターに変わり、健康にいいという神話で、マーガリンを筆頭にして、このトランス脂肪酸の摂取が増えた。また植物油を使った菓子、料理パン、アイスクリーム、スナック菓子、洋菓子、スーパーの揚げ物等の食品が氾濫し始めた。そのことが、アトピー等の異常な病気の原因と推察される。認知症、癌の増加もその遠因と私は推察している。

 

無知な小川敏

 大垣市長の小川敏は、ショートニングの病気のリスクが2003年頃から欧米では広く伝わっているのに、2018年の大垣スィーツグランプリで、ショートニングが含まれている菓子にグランプリ大賞を与えて、大きな顔をしている。小川敏は、大垣のスィーツが宣伝できれば、大垣市民の健康への被害など知ったことではないのだ。大垣市民として許せない市長である。

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 ショートニング入り大垣スィーツのグランプリ発表

 小川敏は大威張り  2018‎年‎3‎月‎4‎日、大垣元気ハツラツ市会場

 

油脂はドクターストップ

 私は血管内に溜まったプラークを削減するため、油脂を採ることは避けている。血管内のプラークの蓄積は、油脂のショートニングが影響するはずである。それが高血圧症、脳梗塞、心筋梗塞、癌の遠因となるはずである。血管内がプラークで細くなり、血液が流れにくくなると推定される。血液には癌等の異物を攻撃する免疫酵素が含まれる。だから血流が流れにくくなると、癌ができやすくなるとは、医学の素人の私でも考えられることである。私の場合、毒である油分摂取は、真島消化器クリニックの真島院長からドクターストップである。

 

 マーガリンの危険性は、Business Journal(https://biz-journal.jp)のカテゴリー「ヘルス・ライフ」内で、「マーガリン」で検索すると、多くの情報が出てくる。皆さんも各自で確認してください。

 

本ブログの情報は、下記の記事を参考にしました。

「食品の闇」中国ですら表示義務化の危険なトランス脂肪酸、日本では野放しで日本人は大量消費文 = 小薮浩二郎/食品メーカー顧問」

https://biz-journal.jp/2019/03/post_27174.html

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「危険なトランス脂肪酸に新たな健康リスク、野放しに批判強まる 菓子パン、マーガリン… 文 = 郡司和夫/食品ジャーナリスト」

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https://biz-journal.jp/2014/11/post_6523.html

 

2020-02-20 久志能幾研究所通信 1486 小田泰仙

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