一人を騙すより、大垣市民全員を騙すほうがやさしい
私は大垣に帰郷して、約10年間、大垣市は子育て日本一の取り組みをしていると信じていた。ところが、小川敏市長は子供達の教育費を削って、その金を市役所職員の給与(県下一の水準)と新市庁舎建設(岐阜市新市庁舎より5割も豪華)、大垣市制100周年記念行事、他の不明瞭な事業に転用して、いい思いを楽しんでいたのだ。
だから大垣市の小中学校のエアコン設備率が、県下最低の2.1%である(2018年)。岐阜県内の大部分の都市は100%なのに。
大垣の児童生徒の一人当たりの教育費予算は、県下最低レベルである。その教育費は、多治見市の63%でしかしかない。
小川敏市政の怠慢を暴く岡田まさあき市会議員の資料 2018年
ヘロドトスの言葉
2500年ほど昔に活躍した古代ギリシアの「歴史の父」ヘロドトスは、著書『歴史』(松平千秋訳、岩波文庫)を遺している。その著書に、「一人を欺くよりも、多数の人間を騙す方が容易である」とある。
為政者の騙し
その昔は、ヒットラーが繰り返し繰り返し演説で、ドイツ国民を洗脳し、世界を第二次世界大戦に追い込んだ。多くのドイツ国民がヒトラーに騙されらのだ。その悪夢が思い起こされる。
東日本大震災までは、日本人全体が原発安全神話に騙されて、目が覚めたのは、福島原発事故が起きてからである。
「コンクリートから人へ」のキャッチコピーで、日本人が民主党に騙されたのはつい最近である。見事に日本人全体がコロッと騙された。幸い、私は騙されず、民主党には投票をしなかった。民主党の前身は社会党である。私は、社会党を信用していなかった。
「国の借金が1000億円ある」からと消費税アップに話を持っていき、国民を騙しているのは、現在の話しである。NHKもマスコミも、会計のバランスシートの概念に反した理論で、政府の片棒を担いで国民を騙している。1000億円の借金は、経済学的に負債という財産である。国民の財産である。それで国が倒産するわけではない。
大垣市民の多くを騙す
私も小川敏市長の「子育て日本一」の多くの宣伝言葉に騙されていた。私みたいに情報を集めている人間も騙されたのだから、大垣市民の多くが騙されて当然である。
言葉の魔術師・小川敏市長は、繰り返し繰り返し「子育て日本一」を唱えて、大垣市民を騙した。それは「ドイツ国民は優秀」、「原発は安全」、「原発は安い」、「コンクリートから人へ」、「国の借金1000億円で国が破綻」との言葉を繰り返し宣伝されて、コロッと騙されたドイツや日本人全体に通じる話である。その話にはデータの裏付けがなく、為政者の言葉だけを信じたために騙された。我々は歴史から学ばないと、没落する。
今の大垣市の平均地価が小川敏市長の無能政治18年間で、半分以下に暴落したのに、それさえ気が付かない大垣市民が多くいる。
『大垣市咲楽』 2013年1月号
「推進していきます」だけだから「推進した」わけではない。実際に予算を組んだわけではない。言葉の魔術師として、言葉尻を捕まえられない技巧的な表現である。大垣市民は、推進していると信じてしまった。信じたほうが愚かなのだ。
大垣市のHP 2013年1月1日
私はこのHPで信用してしまった。愚かであった。
西濃運輸も大垣市と協業して街中を走って宣伝している。2017年11月27日
データが事実を示す
大垣市の児童生徒一人当たりの教育費が県下最低であるのは、長年、小川敏市長が、子供への教育費を減らしてきたことが厳然たる数字データで示される。それは、「子育て日本一」とは真逆のことなのだ。
多くの大垣市民が早く小川敏市長の騙しに目を覚まして、小川敏市長をリコールに追い込みたい。
参考
一人当り教育予算 児童生徒数
千円 大垣100で 人
多治見市 735 158 8,862
岐阜市 529 114 32,074
可児市 517 111 8,352
大垣市 465 100 14,400
各務ヶ原市 445 96 12,525
刈谷市(愛知県)918 197 11,120
2019-09-04 久志能幾研究所通信No.1328 小田泰仙
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