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2019年7月 2日 (火)

癌の原因追及(4)日本高血圧学階が癌をまき散らす

 40年前は日本の総医療費が10兆円であったのに、現在は40兆円を超えるまでに膨張している。日本の国家予算の半分である。国家予算を己の家計に当てはめると、給与(税収60兆円)の2/3が医療費に消える。何かおかしい。それでいて、癌患者は減るどころか、逆に2倍に増えている。乳がんは4倍に増えている。

 私は、日本の医学界が高血圧の正しい治療をせず、むやみに降圧剤を投与しているので、それが癌の一因となっていると推定した。

 医療関係者が、病気の真因を突き止めず、正しい治療を行わず、対処療養ですませ、その陰で癌マフィア、医療マフィアが、その美味しいもの貪っている。それは日本医学会の氷山の一角の事象である。それなら、病気に対して知識を増やし、自己防衛するしかない。

 

癌発生の要因を降圧剤と仮定すると

 その癌の発生要因を降圧剤ではないかと私は推定した。日本人の癌の急増を食の欧米化が原因とも考えたが、それなら癌の発生率も欧米並みになるはずである。ところが、日本は欧米を抜いて癌で死亡する人が急増している。それと高血圧の基準値の変更、降圧剤の使用量の急増と合致している。これは偶然の一致なのか。

 50年前の私が学生の頃は、癌は50人に一人の時代である。認知症など話題にも上らなかった。私が推定するに、その原因を降圧剤に向けざるを得ない。

 

高血圧を誤解

 「高血圧になると脳卒中になりやすい」という昔の思い込みがある。高血圧を防ぐと、脳卒中(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血)を防げるという思い込みである。しかし今は、脳卒中のうち脳梗塞が80%である。日本人の栄養状態がよくなり、血管が丈夫になり、脳出血やくも膜下出血の割合は激減している。血圧が高いと脳卒中になるというのは、間違いである。それでも医師は、高血圧症に降圧剤を勧める。

 

医学怪の錬金術

 現在では、4000千万人が高血圧症と診断されている。降圧剤市場は1兆円超えである。それは医学会が、過去20年で、高血圧の基準を4回も変えたからである。それこそ医学界の錬金術である。

 しかし血圧を下げる薬のARBやカルシウム拮抗薬には、免疫力を抑制する作用がある。それが癌を誘発するようだ。

 血圧を無理に下げると、脳に栄養素や酸素が回らず認知症になる確率が高くなるようだ。それは『プレジデント 2016.5.16号』の記事「病気のウラ側」でも指摘されている。

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 上の2図は「プレジデント 2016.5.16号」プレジデント社より

 3図目は船瀬俊介著『あぶない抗がん剤』(共栄書房 2018年)から引用。

お医者さまは尊敬できる人?

 医学界が薬品メーカとグルで高血圧の基準を変えたなら、お医者様は尊敬できる偉い人との常識を変えねばならぬ。我々は何を信じたらいいのか。

 私が高血圧を食事療法で治しても、それを喜ばない主治医に接すると、考えてしまう。20年間も6人もの医師にかかっても、根本原因を教えてくれず、食事療法も指導せず、対処療養の降圧剤治療の投与だけの治療で、高血圧を治してくれない医師達を見ると考えてしまう。

 

木を見て森を見ず

 科学とは、細分化して、さらに細分化して真理を追及する手法である。「科」は禾編(稲)を秤で計っていることを示す象形文字である。現代医学は、病気を細分化し過ぎてしまったようだ。私は、検査をする人、手術をする人、抗がん剤を打つ人、と役割も細分化されてしまった。医師も木も見て山を見失ったのだ。

 

父の死

 その結果、「この病気は手術で患部を全適して、治りました。しかし患者は死にました。」である。私の父も長年、降圧剤を飲んでいて、胃がんになり、全摘手術を受けた。「手術は成功しました」と医師は言った。その1年後、肝臓に転移して父は亡くなった。私も20年近く、降圧剤を飲んできて、癌になった。

 

医師の癌化

 最近は、病院に行っても、医師はパソコンと睨めっ子で、ロクに患者の顔を見てくれない。なにかおかしくないのか。

 「癌」という漢字は、体に出来る岩のように硬い組織を表現した象形文字である。最近の医師は現代医学病に取りつかれて、頭が癌のように固くなり大局的にモノを考える能力が無くなったのではないか。思考の癌化である。

 今の西洋医学は細分化され過ぎている。盲目的に現代医学を進める医師たちは、結果として日本人の命を短くする癌細胞になったのではないのか。なぜ日本人の2人に一人が癌になるのか。それも増える一方である。日本の現代医学は、それに無力である。木を見て森を見ない対処療法で、日本高血圧学階は、日本に癌をまき散らしているようだ。

 「階」の漢字は、音符の「皆」はならぶの意味で、だんだんとの意味を表す。ものの道筋、物事の段階、因縁、導きを表す。「日本高血圧学階」は、段々と日本人を癌に追いやっているようだ。その意味を込めて私は「階」を使用した。

 私は「自分の城は自分で守れ。トヨタ生産方式を造った大野耐一の言葉)」の教えを自分の人生に適用して生きている。その過程の調査結果が、この記事である。

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 馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊より

 

2019-07-02   久志能幾研究所通信 小田泰仙

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