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2018年11月 5日 (月)

岩村を散策して出会うご縁

 2018年11月3日、恵那の岩村に前回、お世話になった恩人を探しに行ったが、空振りであった。岩村の町並みを2時間ほど歩き、探しあぐねて、気分転換で岩村城跡にタクシーで登り、山城からの帰りをゆっくりと麓まで下り、岩村の街を散策した。岩村城跡の散策は、後日の報告です。

 その帰路、落ちついた雰囲気の茶屋「きままや」を見つけて、お店の人と世間話をしながら、ぜんざいとコーヒーを賞味して山道の疲れを取った。そこでお店自慢の梅干しを見つけ、購入した。お店の中にお茶会用の赤の傘があり、風情のあるたたずまいである。

 その外は、観光客がガイドの旗に続いてぞろぞろで、大勢の観光客が散歩していた。朝ドラの半分青いの影響のようで、岩村は大賑わいである。

 お店の人に、探している車の話しもして、そのご縁で「狂歌?」を壁に見つけ、木の篆刻と佐藤一斎顕彰会の幹事の先生のことを聞いて、少しの収穫があった。岩村の人情の厚さを再確認した。恩人には会えなかったが、再度、訪問するご縁を頂いたと思うことにした。

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 その茶屋の壁に貼ってあった面白い詩(狂歌?)を見つけた。下記が掲示してあった。何時までも若いと思っていたが、私も何時しか初老を迎える年となり、81歳の愚行を笑えなくなった自分を発見した。出歩くと、毎回、新しい発見がある。まだ出かける元気があるだけ幸せと思おう。まだまだ92歳の恵峰先生には負けられない。

 

18歳と81歳の違い

 道路を暴走するのが18歳。  逆走するのが81歳

 心がもろいのが18歳。    骨がもろいのが81歳

 偏差値が気になるのが18歳。 血糖値が気になるのが81歳

 受験戦争を戦うのが18歳。  アメリカと戦ったのが81歳

 恋に溺れるのが18歳。    風呂で溺れるのが81歳

 まだ何も知らないのが18歳。 もう何も覚えていないのが81歳

 我を忘れて没頭するのが18歳。己を忘れてしまうのが81歳。

 借金を忘れないのが18歳。  貸した金だけは忘れないのが81歳。

 眼鏡をかけるのが18歳。 頭に載せた眼鏡を忘れるのが81歳

 ボケーとするのが好きな18歳。  惚けているのが81歳。

 携帯の11桁を覚えられるのが18歳。

   携帯をどこに置いたか覚えていないのが81歳。

 東京オリンピックに出たいのが18歳。

   東京オリンピックまで生きたいと思うのが81歳

 自分探しで旅をしているのが18歳。 

   出かけたまま行方不明で皆で探しているのが81歳

 「嵐」という松本潤を思い出すのが18歳。

   鞍馬天狗の嵐寛寿朗を思い出すのが81歳

  (紫字は著者作)

 

篆刻

 このお店のご主人が木の篆刻をされていて、それが展示されていた。石材の篆刻が普通だが、形状が制限されるので、もっと自由な木に篆刻されている。なかなかに趣がある。木だけに少し緻密さには欠ける。

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ご縁

 ここで世間話として、佐藤一斎顕彰会の幹事の先生を教えてもらった。次回、馬場恵峰先生の揮毫の板を寄贈する話を相談すると良いと助言を受けた。恩人の車は見つからなかったが、新しいご縁が見つかりそうである。

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五平餅を買うのに長蛇の列

 

2018-11-05   久志能幾研究所 小田泰仙

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