私は健康上の理由で、ジュースを飲まない。清涼飲料水のジュースは当然だが、100%生ジュースも禁止である。健康に良いと持てはやされる果実のジュースは、健康に良くないと思うからだ。美味しいものには毒がある。果実を食べるなら、そのまま、皮ごとである。
通常の生ジュースは、長期保存のため高温で煮て処理してあるし、添加物も入っている。それでは本来の栄養素も無くなっているし、毒でもある。
血糖値スパイク
果実をジュースにすると、果実の細胞が破砕され、それが体内に入るとその成分の栄養素の吸収が非常によい。その結果、血管内で血糖値の急激な上昇が起きる(血糖値スパイク)。この血糖値スパイクが血管内部を傷つけ、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、しいては認知症にもつながる恐ろしさがある。昔は問題にならなかった認知症問題や、糖尿病の急増は、飽食時代のジュース、清涼飲料水の氾濫にあると私は推定する。
ジュースは消化吸収の敵
果物をジュースにすることで、不要物として除去された繊維質も摂らず、多量に食することになる。果糖が大量に短時間に吸収される。それが逆に健康に良くない。また便秘の原因ともなる。それらが健康の敵である。体は果実や繊維質を体内で消化することで健康に役立っている。それだけ「苦労して」、体内に取り込んでいる。ジュースにすれば、その労力を省くことで、体に異常が起きる。
汚職、行政のジュース
同じことが人生でも言える。苦労して汗水たらして稼いだ金だから、大事に使う。それをあぶく銭や「上澄み金」(賄賂)を入手するから、人生が狂って来る。
同じことが、行政が「寄付金」という美しい名目で金を集めるから、役人が堕落する現象が起きる。募金の組織を作れば、役人は天下り先を確保できるのだ。役人は、一度掴んだ利権は絶対に手放さない。この70年間、役人は募金の組織を狡猾に作って、自分達の給与を上げ、天下り先を作ってきた。
あるべき姿は、役人が国の産業の育成を促し、経済を活性化する政策を実施して国内の産業を成長させ、税収を増やせば、国が栄える。それを募金活動や、利権確保、消費税等の増税で安易に金を入手するから、少しも国のためにならない。だからこの失われた30年が生まれた。大垣市の寄付金依存度は、他市と比べて格段に多い。それだけ、大垣市の役人が堕落している。だからこの小川敏市政の20年間で、大垣市は大衰退をした。公示地価は半値以下に暴落し、大垣駅前商店街は60%が消えた。
大垣市の市役所前公園整備募金、市役所建設募金、赤い羽根募金、年末共同募金、緑の羽募金、赤十字社運営社費等は、ジュースの害と同じ害悪を流している。使用等途に不明金が多い。
2021-10-03 久志能幾研究所通信 2168 小田泰仙
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