何ごとも好きになるには好きで継続すること。時を活かせ。書だけではない、何事も好きこそ上達の秘訣である。好きでもないことに力を入れるのは愚の骨頂である。
実行して見たら出来るかも知れないのに、なさず、学ばず…..、歳月は流れいつしか老化道を歩んでいる。早く気付いて、老華輝く道を歩み、幸つかめ。
天分の才能は4分だけでよい。残りは鍛錬の為せる業である。
書は体(手)で三分を覚え、目で三分を覚えて脳裏に刻むこと。耳から学ぶ四分が最強の力となる。仕事でもなんでも、同じである。耳から「もの」を見ることだ。目からものの叫びを聴くことだ。
「耳」とは、「目」が4方向にアンテナが飛び出した状態を表した象形文字である。耳こそ最大のセンサーである。だから「地獄耳」という言葉はあるが、「地獄目」という言葉はない。
習字から書道へ。書道から書芸まで高めよう。
天命としての仕事も、仕事芸まで高めよう。生活のために働くから、作業になってしまう。魂の仕事をしよう。(馬場恵峰師の教え)
2021-08-08 久志能幾研究所通信 2114 小田泰仙
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