狂った政策の怒積流が日本を襲う
2021年8月9日、馬場恵峰先生の初盆供養法要に出席のため、長崎県波佐見町に出向いた。2021年8月9日、台風10号の影響で、のぞみ19号(名古屋発10:47)が、神戸と広島で強風回避のため、各30分ずつも臨時停車したので、所用時間が1時間も余計にかかってしまった。しかしその程度で済んでほっとした。
新幹線の営業状態
今年は昨年よりも帰省客が激増しているとのマスコミ情報があった。しかし私が利用した「のぞみ19号」グリーン車10号車で乗客7人(定員68名)、指定席車11号車では7名と、乗車率は10%以下である(広島から博多までの走行中に計測)。1号車から3号車の自由席車両は乗客が結構多かったようだ(車内放送で推察)。前回(4月)乗ったときは、乗客は私一人で貸し切り状態であった。以前よりはたしかに「激増?」ではある。
2021年8月10日、帰路の博多16:54発「のぞみ52号」グリーン車10号車の乗客は、私を含めて3名の貸し切りであった。
なおかつ新大阪・博多間は、車内販売は中止となっている。車内でコーヒーも水さえ飲めない。終着駅到着前のゴミ回収サービスもなくなった。情けない。
原因
こんなことで日本経済はどうなるのか。どう考えても政府の対策が狂っている。緊急事態として人の移動を制限しているが、オリンピック開催をしながら、一方でダダ洩れの対策をしている。ワクチンさえ打てば、後は知ったことではないとの姿勢もうかがえる。だからワクチンを打っても、感染者が激増している。対策の根本が間違っている。儲かるのはワクチン業者だけだ。
雨が降ったら傘をさすことだ。大雨が降ったら、構えて外出を控えることだ。人間は大自然の前では小さな存在だ。自然現象を支配しようと、画策する政治家が愚かなのだ。それをこのコロナ禍の大雨の折、大騒ぎをしてオリンピックを開催するから、天罰を受ける。それで医師団が足りなくなる。医療崩壊寸前となる。誤った手を打つから火傷をする。当然の帰着である。
危機管理とは、最悪のことを考慮することなのに、それを考慮せず、内閣支持率向上の目的だけで、楽観的過ぎる対応をするから破綻する。日本経済崩壊寸前の現実が正しいのだ。菅総理の間違いを天は示している。天に唾してはならない。
自己防衛
新型コロナ対策では、自分の頭で対策を考えることだ。扇情報道に惑わされず、新型コロナの真の姿を理解して、正規の対策を打てば、恐れることはない。
なぜ扇情報道をするか、その真の目的を探れば、自身の身を守る対策が打てる。ワクチンを打ったからと油断して正規の感染予対策を放棄するから、感染する。疫病のウイルスは大昔から存在しており、人類とウイルスの闘いは続いている。科学技術を盲信して暴走している人類に対する自然界からの逆襲なのだ。地道で実直なウイルス感染対策こそが基本である。
今回の対策
だから私は新型コロナウイルス対策として、3密を避けるため、グリーン車を利用する。更に少し費用が掛かるが、乗り換え回数が少なく、人との接触回数が少ない経路を選択した(米原経由でなく、遠回りの名古屋経由で)。僅かなお金で命の危機の防御が出来る。頻繁に新幹線に乗るわけではないのだ。
危機管理とは、幸せを掴むために金を使うのではなく、最悪の状態を避けるための手段である。それは僅かな手間と金で済む話しである。
長崎に遠出しても、何処にも寄らない。宿泊したホテルでも、その隣に波佐見温泉があるが(宿泊者は無料)、敢えて部屋付の浴室を利用した。その波佐見温泉はかけ流しで有名な良質温泉であったが、今回は我慢した。
真因
現在の日本の対策が混迷を極めているのは、長年の官僚・政治家の悪癖の相乗効果で、臨界点を超えて一挙にその害が噴出しただけである。縦割り行政、利権行政、責任回避行政、対処療法行政、見せかけ対策の弊害である。その弊害は、日本経済が停滞している原因と同一である。日本経済停滞の対策も対処療法ばかりで、一部の政治家が利権で潤っているだけだから、成果が少しもでない。だから失われた30年が過ぎた。余りに愚劣な政治家が多すぎる。その弊害が、新型コロナウイルス騒動で顕著に露見しただけだ。
2021-08-11 久志能幾研究所通信 2116 小田泰仙
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