今まで、手帳やファイルに年度の夢や目標値を書き、作成して、それをファイルして時々眺めていた。今回、馬場恵峰先生の49日法要に参加した折、電車の内、「G線上のアリア」式で、新しい目標管理方法を思いついた。
今までの年度の夢や目標を作ってファイルしただけでは、たまにしか目にしないことが多々あった。それで、年度目標値のファイルを時々眺めるのではなく、毎日、夢・目標を紙に書いて、それを毎日、ファイルすることを思いついた。その夢や目標値を毎日、新しい紙に書けば、毎日、それが頭に叩き込まれると悟ったからだ。
洗脳教育
人は、人生で一番多く見聞したことに影響(洗脳)される。子共が親の影響を受けるのは、毎日、親の言動の影響を受けているからだ。それが固定観念として脳に植え付けられる。
また見るよりも聞いた方が、脳には影響が大きい。10回聞くよりも自分で紙に1回書いた方がより頭に入る。
新方式
2021年2月26日より、夢・目標値を毎日、紙の書くことを始めた。その用紙をファイルするようにした。これはきっと故馬場恵峰先生からの啓示だと思う。馬場恵峰先生は、今まで1万5千文字以上の写経をされた。そのお経の教えを書くことで、経典の教えが体に染みついていたと推定される。
毎日、夢・目標値を毎日、紙の書いていると、それが本当に自分のやりたいことなのかを、毎日、自分で自分に問いかけることになる。だから、毎日書いていると、少しずつその表現が変わっていった。
今まで夢と思ったことは、単なる手段の目標値であったことが判明して愕然ともした。
それで「夢・目標」と「夢・目標を達成するための能力の成長目標値」に分けた。今まで、目標と思ったことは、手段であった事項もあった。
本当にやりたいことは何ですか? である。
目標と手段の混同
例えば、1億円稼ぐとの目標では、それは手段の目標値で、その金で何をしたいのかである。「1億円稼ぐ」とは、手段の目標値で、真の目標値ではない。
要は手段として「一億円を稼ぐ経営能力を作る」「一億円が集まってくる人徳を養う」という手段目標をたてればよい。
別の例えでは、「東大に入るのが目的」とした誤りと同じである。東大に入って何を学びたいのか、それが曖昧だから、東大に入っても、それで目標達成だから、真の学問ができず、ロクでもない人物が生まれる。
目標の立て方
目標を立てるなら「東大の●●教授の下で物理学を学ぶ」という風に具体的にすべきだ。そのために「学力を偏差値●●にする」という手段目標値を立てるべきなのだ。それが出来れば、そのためにやることは何かと具体的手段を考えればよい。
2021-03-01 久志能幾研究所通信 1935 小田泰仙
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