癌予防、「命を護る立机」

 「命を護る立机」とは立ち仕事用の机である。毎日、座り続ける生活は、癌や糖尿病等の病気になる確率が増えるという。「1時間座り続けるごとに、22分あなたの余命が縮む」という研究成果が発表されている。「座り続ける」ことで、糖尿病、高血圧、心血管の病、脳梗塞、癌、認知症、鬱病までも招いているという。一日、6時間も座って暮らすと、煙草を毎日3本吸うと同じくらいの危険性が生まれるという。

 

タバコや酒よりも危険な座りすぎ

 「Is Sitting the New Smoking?(座ることは新たな喫煙か?)」と言われるように、今や座りすぎはタバコやアルコールより危険だとされ、WHO(世界保健機関)も「世界で年間約200万人の死因になる」と注意喚起している。

 

座り過ぎが死を招く

 座ったまま動かないと、人体の筋肉の7割を占める足の筋肉が動かない為、血流が滞り、代謝機能が低下するからである。それが積み重なり、長期間では全身の筋肉がその状態に陥り、多くの病気の遠因となってくる。代謝機能の低下は、病気に対する免疫力の低下となる。今、猛威を振るっている新コロナウイルスも、代謝機能や免疫力が低下している高齢者の死亡率が高い。生命力とは代謝能力、免疫能力の高さをいい、高齢者はその能力が低下している。

 私が癌になったのも、長年高血圧症に苦しんだのも、座ってデスクワークやPCをやり過ぎたためと反省している。

 

特注品の「命を護る立机」を手配

 私はそれを知り、私の美術の先生である山路先生(天然工房やまじ)に特注のスタンディングテーブルを6万円で作ってもらった。それを私は「命を護る立机」と命名した。

 当初、この種のテーブルをネットで買う予定であったが、山路先生にそのことを話したら、その金額でトチの木で机を作ってあげるというので、製作をお願いした。実際は手が込んだ作品に仕上がったので、少しネット品よりも高くなったが、私の背の高さに合わせた特注品で、美しい仕上がりとなったので、満足している。

 材料は無垢のトチの木材である。表面を特殊油で塗って仕上げてある。白い表面で品格がある。一部虫に食われた場所を山路先生は黒檀の埋木で処理して、アクセントのある良い仕上げとなった。

 ネットで見つけたスタンディングデスクは、パイプ製で天板も寄せ木の化粧板のようだ。それも中国製で、本品とは別世界の製品である。

 

余命の延長

 6時間、立ってPC仕事や考え事をすると、54キロカロリーの消費で、20分間の散歩に相当する。余命の予定38年間(希望?)を一日8時間座って過ごすと仮定すると、その寿命短縮時間は、

 8時間×365日×38年×22分÷60分=40,685時間

 40,685時間÷24時間÷365日=4.6年

 つまり一日8時間、座って過ごすと4.6年間も余命が縮む。だから立って仕事をすれば4.6年の命がいただけるのだ。要は6万円で4.6年間の命を買ったと思えば安いモノである。余命38年での計算はジョークではあるが、それでも1年でも命が買えれば6万円は安いものだ。立って仕事をすると、頭の血のめぐりも良くなり、良い発想も生まれる。行動も機敏になる。人は横着な生き物で、座り込むと動きたくなくなるものだ。

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P1130666s  虫に食われた穴を黒檀で埋めた。

注文受付

 このテーブルの購入希望があれば、山路先生(天然工房やまじ)が注文を受けるそうです。購入を希望される方は下記の携帯に電話か、ショートメールでその旨をお送りください。価格は6万円です。大きさは希望の寸法に仕上げます。私が注文したテーブルサイズは、70㎝(奥行)×105(幅)×3.5㎝(板厚:トチの無垢材)×90(高さ)です。脚も6㎝×8㎝のトチの無垢材です。テーブル下の棚板だけは、私の家にあった不用品の白い合板で作られています。

 材質が無垢のトチ材ですので、デパートで買えば、10万円以上はします。一般市場で売っているトチのテーブルは表面だけ薄いトチ材を使って構成されています。本製品は無垢のトチ材です。

  連絡先  080-3102-1284

 

2020-04-02 久志能幾研究所通信 1520 小田泰仙

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