日本は「乳がん生産工場」、癌を大増産、製薬会社はぼろ儲け

 

 日本は世界でも有数の「乳がん生産工場」だ。今の日本は悪魔のサイクルに陥っている。まるで日本人が黒ネズミ集団となり、おぼれ死ぬため海へ向かって集団暴走しているようだ。政府もマスコミも企業も狂っている。誰もその狂気を止めない。

 

 乳がん薬の投与対象が増えて、第一三共の時価総額が7兆円を超えたとのニュースがあった。私はこのニュースに違和感を覚えた。

第一三共、「時価総額7兆円」支える乳がん薬の底力 | 医薬品・バイオ | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net) https://toyokeizai.net/articles/-/606059A

 

 この状況は、乳がんの増加で投薬対象が増えて、例年より沢山食べられると多く実った柿の木の下で、猿が舌なめずりしている様である。その陰で母親が乳がんで死んで、子供が悲しむことには、猿は全く気にしていない。

 病気を治すより、病気にならない対策が最優先なのだ。それが今の日本では無視されている。

 

がんの激増

 乳がんはこの40年間で4倍に増えた。それは乳がんだけでなく、他の癌も同じである。同時に日本の医療費総額がこの40年間で10兆円から43兆円に4倍も増えた。この間、日本の全人口は1億人から1億2千万人に2割増えただけだ。しかしその間で医療費が4倍に増えたのだから、がんが4分の1になるか減るなら納得できるのに、それが逆に4倍に激増したのである。

 

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  働き盛りの女性に乳がんが激増(日経ビジネス 2016年2月8日号)

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対処療法全盛

 マスコミや政府は抗がん剤、新薬開発、最先端医療現場、病床の増加の報道に余念がない。しかし、がんの真因とその対策は全く報道しない。がんは生活習慣病である。生活習慣を直さないと絶対に治らない。夢の抗がん剤を使ってがんを治しても、生活習慣を正さないと再発する。がんの真の原因を除去しないから、がんが再発して当然である。しかし製薬会社やがんの原因となる添加物満載の食品の宣伝規制には、全く手を付けない。ガンの原因のストレス減少には、グローバル経済下での競争が激化しているので、手つかずである。

 

乳がん生産工場でがんを大増産

 つまり食品メーカは、がんになる危険性のある食品の宣伝を氾濫させ、金儲けに忙しい。官僚は利権に溺れて添加物の認可で忙しい。日本で認可された添加物数は欧米の10倍以上である。企業は金儲け、成果主義で社員を精神的にも生活習慣でも追い詰めている。それでガンが激増している。

 それで日本人がガンになれば、「がん生産工場」の標準コースとして、最先端医療の駆使、抗がん剤の投与で金儲けである。真の原因を除去しないので、がんは再発する。だから関係機関は、また金儲けができる。

 がんの原因である生活習慣を正すと、この乳がん生産工場の生産システムが機能しないので(儲からないので)、マスコミはそれには積極的に言及しない。冒頭のニュースのように、抗がん剤で金儲けの話ばかりである。これでは、がんは減らず、増えて当然である。日本人全員が死に向かって暴走している。悪魔のサイクルである。

 

なんでも元を断たなきゃダメなのよ。

病気を治す努力よりも、病気にならない努力をすべきだ。

事故の後始末を頑張るより、事故を起こさない取り組みが大事だ。

 

 

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馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊

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2022-08-06   久志能幾研究所通信 2454  小田泰仙

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