炎天下の車内に放置された子供の救助

 

 最近、親に炎天下の車内に放置された子供が熱射病で死亡した事故のニュースを良く目にする。先日も、その件でそれに気が付いた自動車整備会社の人が、開錠して救い出したとの美談が報道されていた。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/f2da766b27cc28d63d7f2872e6f0fc1c71d4fd43

炎天下でドアがロックされた車、中には乳幼児2人…5分で解錠した男性「みんなで救った命」(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

 

 プロでも施錠された車の鍵をあけるのに、10分程度はかかるようだ。それより、緊急事態なのだから窓ラスを割ればよいのだ。それなら1分で済む。何で車を大事にして開錠するのだ。子供の命がかかっているのだ。窓ガラスなど壊しても安いモノだ。

 しかし、普通の工具では簡単に窓ガラスは割れない。だから非常用の脱出ハンマーが必要である。各自が自分の車に装備していれば、簡単に対応が可能である。

 

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 2000年に取り付けた脱出ハンマー。

 このハンマーを取り外し、次の車に取り付けて、今も現役だ。これは一生モノだ。

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久志能幾研究所通信: 引き上げられた死体には手が …

yukioodaii.blog.enjoy.jp/blog/2017/06/post-922e.html

 本件は、2003年に起きた車の水没事故の教訓として、本ブログで2017年に車搭載のハンマーを啓蒙活動として記載した。本来、この工具は自動車メーカーが標準装備をすべきであるが、今だされていない。情けないことだ。最近は車の電気関係の装置の増加で、車の火災が増えている。だからこそこのハンマーが必要なのだ。

 

 AutoinsuranceEZ.comは、米国家運輸安全委員会(NTSB)、米運輸統計局(BTS)、リコール情報サイトRecalls.govから自動車火災やリコールに関するデータを集計。火災の発生件数などを調べたところ、販売台数10万台あたりの火災発生件数は、HVが3474.5件、ガソリンエンジン車が1529.9件、EVが25.1件だった。単純な発生件数は、ガソリンエンジン車が19万9533件、HVが1万6051件、EVが52件。

 目立つEVの火災事故だが、販売10万台あたりの火災件数はHVが最悪--次いでガソリン車 - CNET Japan

 

2022-08-01   久志能幾研究所通信 2449  小田泰仙

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