病気になったからと安易に病院に行って薬をもらうだけなら、病気は決して治らない。薬では病気は治らない。病気になった真因を見付けて、それを解消しないと病気は治らない。
高血圧になったからと、出されるまま降圧剤を飲むから治らない。降圧剤は対処療法である。それが認知症、がんの遠因となる。高血圧症は生活習慣病である。
がんになって抗がん剤を飲むから、治らない。狂った生活習慣と狂った食生活を直さないから、がんが再発する。がんは生活習慣病である。
糖尿病が進むと腎臓が悪くなる。腎臓が悪くなったからと人工透析をするから、治らない。人工透析は対処療法である。人工透析の医療費は、一人当たり年間400~600万円もかかる。それでも高額医療費補助で、個人負担は月8万円ほどで、差額は健康保険で国民が支払うのだ。病院側は手間がかからず、ぼろ儲けである。
国内の透析患者数は33万4,505人(2017年)、で年々増加傾向である。日本人1億2千万人のうち、約360人に1人が透析治療を受けている計算だ。原因となる疾患で最も多いのは糖尿病腎症で、全透析患者数の38.4%を占める。その真の原因は、狂った食生活である。
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巨大産業
医療関係者もがんの対処療法しか推奨しない。がんにならない指導を疎かにしている。なにせがん医療は年間11兆円(推定)の大産業なのだ。それが無くなれば医療関係者は失業である。だから新型コロナで死亡率が0.34%しかないのに大騒ぎをして、がんを隠蔽している。ガンの死亡者数38万人、死亡率37%、全死亡者数の26%を占めるがんの脅威を敢えて報道しない。厚生省の官僚、食品業界、マスコミもがん医療関係者で、加害者でもある。
現在の日本の年間医療費総額は43兆円である。日本人の2人に一人ががんになり、日本人の4人に一人(38万人)ががんで死ぬ。それから逆算すると、その医療費は年間11兆円と私は推定した。
日本の年間全死亡者数 1,452,289人 (2021年)
日本のがんの死亡者数 378,385人(26.0%)(2019年)
病院の価値
そもそも、病院に有るのは、診察室、処置室、手術室、薬剤室、会計課等であり、治療室はないのだ。
財政破綻して夕張市の大病院が閉鎖され、CTもMRIも無くなってしまった。その結果、夕張市の死亡率は下がったのだ。もちろん医療費もさがった。
その病気の原因が生活習慣病であるから、狂った生活習慣を直さないと、病気が治るはずがない。いくら高額な医療機器があっても病気が治るわけではないことは、夕張市の医療現場が証明している。
人生運営
人生で不慮の事故に遭ったり、不幸になって、慌てて神社仏閣、新興宗教の門を叩くから、ますます人生がおかしくなる。人生に対する考え方が狂っているのだ。
会社で左遷をされ、慌てるから、ますます悪運がまとわりつく。人間関係でこじれた問題を、強権的に解決しても、問題は再発する。直さなければならないのは、相手か自分の人生観・道徳観である。もし相手に問題があれば、そこから逃げるしかない。相手を変えることは不可能だから。
金儲けで失敗したなら、自分の金銭の価値観がおかしいと反省しなければならない。正しい労働観、金銭感覚、人間観が間違っていたから失敗したのだ。カネですべて解決できるとしたホリエモンのやり方で、世の中がうまく行くわけがない。
日本の政治
日本の人口が減りつづけ、日本の経済が停滞するのは、正しい政策を取らず、一部の利権者の政策がまかり通るからだ。結果が全てである。
女性の社会進出が大事だと、子供を産む環境を最悪にすれば、子供が生まれるはずがない。女性が子供を産む。これは有史以来2000年間も続く大原則である。それに反すれば、人口が減って当たり前。
安い外人労働者を入れて(実質移民)、働かせれば、日本人全体の給与が下がって、ますます日本の景気が悪くなる。人手が足りないのではない。出すべき給与を企業が出し渋って、金儲けをし過ぎているだけである。だから日本の景気が回復しない。日本の政治があまりにも悪いのだ。だから政治を変えないと、日本は良くならない。
大垣市の政治
大垣市の政治がおかしいのは、政治を実行する人間が狂っているからだ。ゴミが増えていると嘘をついて、ゴミ袋有料化を推進しても、前提が狂っているから、大垣市の没落の足を引っ張るしかない。やるべきは、経費の削減、高すぎる議員給与の削減である。だから市長、議員の全てを入れ替えないと、大垣市の政治はまともにならない。
病気になるのも、日本の少子化が止まらないのも、他市よりも大垣市の公示地価が倍以上の下落をするのも、神仏からの「おかしい」との警告なのだ。真摯に向き合って対処をすべきだ。大嘘で「ゴミ袋有料化」を強引に進めては天罰がくるはずだ。
何でも元を断たなきゃだめなのよ。治さなければならないのは、対処慮法で治そうとする安易な考え方である。まず自分の人生を見直そう。もっと病根の裏を見つっめよう。自分の命にかかわることだ。
馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊
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2022-06-30 久志能幾研究所通信 2422号 小田泰仙
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