別宅を入手して、電気代の銀行引き落としの手続きが面倒で、つい後回しにしていたら、支払い期限がいつしか過ぎて、ある日突然、電気が止められた。
慌てて連絡しようにも、当日は休日で中電本部に連絡が付かない。それで非常時連絡先に電話をして、音声ガイドに従って、手続きをして、すぐコンビニで入金した。その一時間後に電気が通じた。中電の作業員は誰も別宅に工事に来なかったが、電気が自動的に再通電した。感動である。
大地震対策
つまり各家庭の電気は、一戸ずつ中電本部で遠隔管理されていて、オンオフが可能になっている。その機能を使って、電気料金を払わなければ、通知後、電気を止められることが可能になっている。
そのシステムに感動である。これなら大地震が来て、全戸が停電して、再通電した場合、機器によっては火事になる恐れがあるが、それを防ぐことができる。
知見1
自宅では、その地震時の火事の危険を避けるため(危機管理)、数年前に対策を施した。地震時の停電後に、再通電で火災の事故が起きる事例が多いので、それを避けるため、普通の配電盤を「避電機能付き住宅用配電盤」に交換した。価格は30万円程。
しかしこの中電の全戸遠隔操作機能があれば、各家庭での高価な避電機能付き配電盤は不要である。私の自宅の場合、30万円が無駄になったが、今後の家を建てる場合は、それが不要と分かっただけ、良しとしよう。
知見2
この配電盤を付けた業者が、その知識(中電が全戸遠隔操作)がなかったのが残念だ。その情報があれば、私はこんな高価な配電盤を付けなかった。その業者は零細個人業者であった。やはり何事も信用できる一流業者でないとダメとの確信を得た。
2021-10-11 久志能幾研究所通信 2176 小田泰仙
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