2021年4月12日、4月25日の「恵峰先生を偲ぶ会」の壇上には、馬場恵峰先生の刺繍肖像画が飾られていた。先生65歳当時のお姿である。
この刺繍肖像画は、中国共産党が許可した毛沢東主席や中国の重要人物しか製作できない。これは上海美術研究所 陳小音さんの作品である。
今までに製作されたのは10数点と推定される。なぜならこの製作には1年間が必要で、今はこの陳小音さんがカナダに亡命して、その後の製作がどうなっているか不明だから。
日本人で製作されたのは、田中角栄首相(当時)、日中友好使節団長、参議院議長、そして馬場恵峰先生だけである。馬場恵峰先生の前の製作品がスカルノ大統領の肖像画であった。
恵峰先生を偲ぶ会の展示として、先生に相応しい素晴らしい遺影の肖像画であった。この作品は、この30年間、日中文化資料館の玄関に飾られていた。
「恵峰先生を偲ぶ会での雛壇 2021年4月25日
馬場恵峰先生と陳小音さん 1992年頃
2021-05-09 久志能幾研究所通信 2014 小田泰仙
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