2021年2月の愛知県がんセンターの検査で、肺がんの疑いが指摘されたので、4月22日に再検査、4月27日、その再検査の結果を聞きにがんセンターに出向いた。その途中の名古屋駅コンコースにある売店で長蛇の列に出くわした。見れば、行列人はスィーツの販売店の外側に沿って並んでいる。看板を見れば、私から見て、何で並んでまでして買わねばならないのか、そんな希少価値があるとは思えない商品であった。
行列コスト
私の時間コスト感覚は1分100円である。行列を見ると、約10分間の行列である。それで10分×100円でスィーツの価格に1000円が上乗せされる計算になる。
今日、がんセンターで肺がん宣告さるやも知れぬ身には、俗世間のあほみたいな行列に見えた。たかがスィーツ1個を買うのに10分も使うとは、命の無駄遣いである。
知人に聞くと、希少価値のあるお土産なら、30分も並んでも平気だという。価値観の差に愕然とした。
癌細胞もスィーツは大好物
癌細胞は、スィーツ等の糖分が大好きである。癌細胞は、主に糖分を使った代謝で生きている。糖分は人間が生きるために必要な栄養素であるが、取り過ぎると、癌細胞にどんどんと栄養が流れ込む。
若い女性の癌がこの40年間で4倍に増えたのは、スィーツの消費が増えたのと無関係ではあるまい。
時間は命
いつまでもあると思うな、親と金。己の命も同じである。命は一刻一刻と尽きていく。「時間は命」である。スィーツを買うために、行列までして時間を殺すのは愚劣である。
2021-04-29 久志能幾研究所通信 2003 小田泰仙
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